SATIAN/39 -廃墟の影片-

廃墟/旧ソ連/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル写真ブログ。

第二のドバイ・風の街バクー - The beginning of the Silk Road - 外殻の富、虚無の栄華

近年オイルマネーにより急速な発展を見せる、アゼルバイジャンの首都・バクー。第二のドバイと呼ばれネット上では煌びやかな夜景近代的な高層ビルの写真が悉くヒットする。私は物事に懐疑的で、常に捻くれている。首都バクーに、どうやら日本の有名企業・東芝のエアコン工場の廃墟があるらしい。若干写真が出てくるものの場所や概要は殆どヒットしない。大体の目星は付いたものの、正直解体されている可能性の方が高い。それでもま...

2017
16

天鐵國色

皇鐡連緜 碧睛柳々...

2017
11

T水力発電所 2

萍水相逢。T水力発電所。インターネットの大海原でも殆ど情報のないこの場所。大正末期に造られた繊維産業関連の水力発電所らしい。(ふゅーりーさんのブログより)この地域は戦前、陸軍の飛行場があり工場等も多かった。小ぶりながらも妙に居心地が良く、ぼんやりと居座ってしまった。夏の季節は山蛭がいるらしいので軽く恐怖…。廃墟で様々な事はあったけど、未だに蛭は未体験。このままエンカウントせず平和に生きていきたい。...

2017
06

T水力発電所

山窮まり水尽く。あゝ、そういえばまだ足を運んでいない彼処は、今どうなっているのだろう。そんな好奇心を胸に、私は友人と共に川を越えた。水位の割には流れが強い。もしこれが1メートルあったなら。津波の事を想像してしまった。ウェーダーを使用する探索は何年振りだろう。最後に使ったのは東北で。紅葉がとても美しかったが大量のカメムシがいた。うっかりウェーダーに紛れ込んだ事に気がつかず東京までお持ち帰りしてしまっ...

2017
05

陶製手榴弾の墓場 - Abandoned ceramic grenade -

雑魚で在ろうと夢は見る。兵の背に、残そうぞ爪痕を。何年か前に、陶器製の手榴弾が大量に遺棄された場所がある、という話を聞き、写真を見た。そんな場所があるんだ。いつか機会があったら見に行こう。その機会が、先日漸くあった。近いようで遠い場所、遠いようで近い場所、というものは思いの外なかなか腰が上がらないものらしい。常々思う。川、というよりは湿地、というような…水量が多い時は多いらしい。一瞬貝塚の跡か何か…...

2017
01

『鹽壺日誌』販売開始しました。and『八画文化会館vol.5 特集:駅前文化遺産 ~地方都市のすがた~』に当方も寄稿致しました。

『鹽壺日誌』鹽壺から一匙の鹽を掬い舐め、世の辛みを偲び憶う。同人写真集を、刊行致しました。鹽壺日誌・第一弾は極寒の旧ソ連の記録。ロシア、アルメニア、ナゴルノ=カラバフ、グルジア、そしてトルコ。廃墟と未承認国家と豪雪と、「まだ見ぬ故郷に憶いを馳せる。」悠久なる旅路。旅の記録のフォトエッセイ・ミニ写真集。文庫本サイズで持ち運びも便利。料金は送料込み1000円。72頁。しまうまプリント様にて印刷。此方通販フォ...

2016
30

花月園競輪場跡 参

自行车比赛衰落譚。そんなわけで、メリー・クリスマスです。今年もしかしたら、最後のブログ更新になるかもしれません。余力があればまた更新します…。そのまま良いお年をに突入しそうな勢いです。今年は、旧ソ連そしてやっぱり廃墟に染まりに染まり尽くした一年でした。来年もずっとどっぷりです、きっと。此処まで私を夢中にさせるなんて。視野が狭窄する程それしか見えない盲目の偏愛。今年も当ブログを拝見して頂き、誠に有難...

2016
25

花月園競輪場跡 弐

天のお皿に空を落としたような。今からでもすぐに、現役のトラックとして自転車を走らせられそうな。夜中、綺麗でだだっ広い其処で、ロクに見えもしない都会の星空を眺めた。生暖かい空気の初夏の匂いを感じながら、一晩中寝っころがり金平糖の数を数えた。「前に君が”都会の真空地帯”って言ったけど、まさに、こういう事を言うのかな」...

2016
21

花月園競輪場跡 壱

華の匂いも忘れた頃に。中学時代の同級生が「ここ、好きだと思うよ」そう教えてくれた廃墟だった。彼もその頃よく散歩していたらしい。大切な場所だからこそ、表に出していなかった写真。解体が決定してからは、あっという間だったかもしれない。其処に在り続けるのが当たり前だったのに、有限の日常はふと消え去る。(まだ、工事は続いているけれど)廃墟へ行く者、愛好家の多くの誰もが「秘密基地を探索する。」少年の冒険心を心...

2016
19

第二のドバイ・風の街バクー 2 - The beginning of the Silk Road - 骨董品を眺め乍ら

バクーの城壁内・イチェリ・シェヘルは旧市街で、観光地化している為土産屋も多い。よく分からない骨董品から土産的土産まで。そしてホイホイ誘われるが儘に中を覗いてみた。伝統的なアゼルバイジャンの絨毯が、土産としては一番の推しなのだろうか。私はどちらかと言うとソビエト連邦時代の各種骨董品に魅入られていた。ネット上でもこの手の物〃は出回っているし、コピー品も数多く流れているだろう。が、ちょっとピンときた物が...

2016
16

第二のドバイ・風の街バクー - The beginning of the Silk Road -

アゼルバイジャン共和国。北はロシア、北西はグルジア、西はアルメニア、南はイランと国境を接し、東はカスピ海に面する、旧ソビエト連邦。首都バクーは、その風のあまりの強さから「風の街。」と言われている。原油のオイルマネーにより周辺諸国の富裕層が集まる「第二のドバイ。」とも言われている。足を運んだ友人知人が口々に「凄かった」「発展していた」「たぶん星野さん行ってもつまんないよ」と感想を漏らすもので、そして...

2016
14

Cutie on Parade - ケジョヌマレジャーランド -

ローファーを脱ぎ捨て、ハイソックスを脱ぎ捨て、顔を前に上げ、裸足でヨヲコは駆け出した。12展に出展致しました「中川翔子のマニア★まにある」で使用して頂けた写真です。しょこたんさんや千秋さんに写真を見て頂き、その場で感想を聞けるなんて幸せ過ぎてそれだけで白米が10杯はおかわり出来そうな勢いでした。昔化女沼に訪れた時、実際に社長さんにお会いした事があります。「自由に撮っていいよ、ここ私の持ち物だから」...

2016
13

夢の爪痕、うたかたなる者 - A dream scratch, and it disappeared like a bubble -

ロイド眼鏡に 燕尾服泣いたら燕が 笑うだろうLloyd glasses , tail clothesSwallow will laugh when crying一人で歩く時は、鶴田浩二を口遊む。...

2016
12

2016年、今年も12展出展します。

毎年恒例の、「写真の忘年会。」的展示の12展。今年も出展させて頂きます。【開催日】2016年12月9日(金)・10日(土)9日 12:00~20:0010日 12:00~19:00【会場】イロリムラ[89]画廊1F・2F大阪市北区中崎1丁目4番15号TEL:06-6376-0593 (電話受付 10:00~18:00)http://irori2005.com/今年は当方、どうしても都合がつかず直接足を運ぶ事はできないのですが、遠方の地より展示の成功をお祈りしております。マニア☆まにある内で...

2016
02

廃歯医者

私の父は、在りし日の「九龍城」に、足を運んだ事のある人間だ。大学時代、日本に留学してきたイラン人と彼は仲良くなった。留学を終えたイラン人の友人は、香港へと移り住んだ。「遊びに来ないか?」帰りの切符は購入せず、父は香港へ飛んだ。美食を鱈腹娯しみ、そして当時完全なる無法地帯・魔窟であった其処へ足を運んだのだ。ただただ一言、羨ましい。そして彼は、カジノで全財産を失い帰国の資金も失う。が。イラン人の友人は...

2016
29

死して尚弄ばれる - 廃火葬場 -

人間の死体のにおい。というものは、独特だ。例え葬儀の為の防腐処理を施したとしても、5日も経てば頬は重力に負け、遺体は全体的に水分が抜けたかのように「ぺっそり。」としている。肌は土色となり「ああ、いよいよだな。」としみじみ思ったものだ。穴に詰めた脱脂綿は体液の色に染まり、気にすればにおいも感じ取れる。動物。とは違う、人間。のにおい。それ自体には、何の感傷も抱かなかった。祖母の葬儀。祖母は、私がたまた...

2016
24

『中川翔子のマニア☆まにある』に、出演させて頂きました。

10月18日(火)7:15頃より、『めざましテレビ』のここしらというコーナーで廃墟特集に出演させて頂きました。めざましのスタッフさんたちは、凄かった。プロのお仕事!刺激を沢山、頂きました。そして11月12日(土)夜23時~より、『中川翔子のマニア☆まにある』に、千秋さんしょこたんさんと共演させて頂きました…!恐縮過ぎます、名誉過ぎます。本当に、有難う御座いました。ポケットビスケッツをやっていた頃、千...

2016
24

トルコの東の果て、アルメニアとの国境の街・カルス - Kars - 6 Kars Citadel

私はカルスという町について何も調べないで行ったけど、散策すれば散策する程、アルメニアにほど近いこの町に吸い込まれるように興味を持った。「オールドカルスキャッスル」と町の人が言っていたカルス・シタデル(Kars Citadel、Citadelは砦という意味だ)は、カルスを見下ろす岩山の上にある。1153年に建てられた。アルメニアの領地だった時代に建ち、流れ行く怒涛の時代の中1386年にはモンゴルに、1606年にはイランに、1878年...

2016
21

トルコの東の果て、アルメニアとの国境の街・カルス - Kars - 5 オールド・カルスを目指して

オールド・カルスを練り歩く。美しいモスク、古くて味のあるモスク…この辺りは特にモスクが密集する。1日に何度か、決まった時間にコーランが流れる。早朝5:22には、1日の始まりのコーランが流れていた。必然的に目が覚めた。トルコは、イスラム教の国だ。でも、そこまで厳密な感じはしない。お酒を普通に飲むし、女の子もカラフルなヒジャブを着けている子もいればいない子もいる。嘗てモスクがそこにあったのか。門と壁のみに...

2016
20

トルコの東の果て、アルメニアとの国境の街・カルス - Kars - 4 オールド・カルスを目指して

前日に続きの、曇り空。時折雪がちらつく。表通りはそこそこ綺麗だが、裏に入ると一気に寂れた横顔を見せる。オールドカルス、と呼ばれるエリアがある。小高い丘にある城跡とその周辺のエリアだ。そこを目指し、好奇心の侭ふらりふらと歩いていく。...

2016
18