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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

伝説の魔窟も今は昔…現在の九龍城跡・九龍寨城公園 - Kowloon Walled City Park -

廃墟好きならその名を知らぬ者などいないであろう、九龍城。ちょこちょこ小出しにしているが、在りし日のそこに、我が父は足を踏み入れた事がある。子供の頃は「中には入っていないよ、外から見ただけだった」と言っていたが……。実際は入っていた。そしてその中で見たものは………。とてもじゃないがインターネットでは書けない…そんな光景だった。いつか父が死んだら書こう。いや、死んで欲しくないけど、あと1000年くらい生きて欲し...

2019
08

香港の古い茶楼に行って飲茶した時のお話 - Go to the old tea restaurant and eat dim sum in Hong Kong -

香港在中の知人に、古い茶楼に連れて行って貰った。ローカルなゾーンをぬるぬる歩いていく。雑多な市場の向こうには高層マンション。いいなぁ…。残念ながらここまで素敵に雑多ではないけれども、自分も時間のある休日には市場に野菜などを買い付けに行ったりする。その日特化の野菜をたっぷり買って、大体スープやカレーにしてしまうのだ。クレソンやセロリなどは生で食べ、きゅうりは漬物にしたり。ライトの色が怪しい。冬瓜でっ...

2019
07

本場香港の飲茶はやっぱり美味しい!というお話 - Story of when I went to Dim Sum in Hong Kong -

香港に行くからには、飲茶したい!という気持ちが兼ねてからあった。そんな訳で偶然見つけた飲茶店へと入った。メニューが記載された紙があり、それに欲しい個数を書いて店員さんに渡して注文するシステムだ。現地語のメニューしかなかったけど、とりあえず海老の点心が食べたかったので「蝦」の字が入ったものを片っ端から注文してみた。まぁ何とかなるだろう。フィーリングフィーリング。というわけで早速一番最初にやってきたの...

2019
03

蝦子撈麺(海老卵麺)の旨さが感動的だったお話 - What is Shrimp egg noodles in Hong Kong ? -

言わずもがな、香港の飯は美味い。漢字が連なる看板みっちり感が、香港を感じる。次はいつ行けるか。今からワクワクする。日本食の店もよく見かける。香港人の旅行先は、日本と台湾が一番多く、日本旅行のヘビーユーザーも多いそうだ。確かに自分の友人の香港人も化女沼レジャーランドやマヤカンに行ったり、挙式を軽井沢で行ったりなかなかディープな楽しみ方をしていたな。この日案内して頂いたのは、知人オススメの蝦子撈麺(海...

2019
01

重慶大厦(チョンキンマンション)に宿泊した時のお話 - Story when staying in Chungking Mansion -

検索すれば色んな悪名高いような話題がボコボコ出てくる重慶大厦(チョンキンマンション)。MTR尖沙咀から徒歩1分圏内の好立地の1960年代に開発された複合ビルは、居住区、ゲストハウス、飲食店、モバイルショップ、両替所、売店、ランドリー……なんでも揃ったカオスビルだ。宿泊代が総じて高い香港にて、格安で宿泊出来るゲストハウスが入っている為バックパッカーに人気の場所でもある。が、何だか色々すごいらしい。これは一生に...

2019
18

旧ソ連時代の廃サナトリウム - The Abandoned Sanatorium "Līva" in Latvia -

美しい菜の花畑ばかりが広がる、牧歌的光景。穏やかなドライブ日和。旧ソ連時代の廃サナトリウムがあると聞き、私は呑気にチョコレートバーを齧りながら向かったのだった。過去の栄光のリゾート地に、少しずつ解体されては放置されているというサナトリウム。それにしても旧ソ連圏のチョコレートは美味しい。一番美味しかったのはナゴルノ・カラバフで食べさせて貰ったチョコレートだけども。あの時世話になった女の子とは今でも時...

2019
17

遺棄された義足工場 - The Abandoned Artificial Leg Factory -

何の変哲もない閑静な住宅街。何処にでもありそうな実に普通の住宅街。そんなありふれた日常の中に、唐突に現れた非日常的光景。義足工場の廃墟。初めて遭遇する種類の廃墟だった。足を踏み入れた瞬間、ガサガサッ!と小さな動物が動く影が見えた。猫だ。野良か外猫か、どちらかは分からないが猫の溜まり場になっているようだった。荒れ果ててはいるものの、当時の情景が目に浮かぶような、古い町工場。絶え間なく雨が降り続く日だ...

2019
13

フリードリヒ ヴィルヘルム王3世 五番砦 in ロシアの飛び地・カリーニングラード - Fort № 5 "Frederick William III" in Kaliningrad -

リトアニアとポーランドに挟まれ、バルト海に面するロシアの飛び地、カリーニングラード。飛び地と聞いて興奮するのは、人間のサガだ。たぶん。きっと。カリーニングラードは元々1255年ドイツ人の東方植民によって建設された都市で、1946年まで使われていた旧名はケーニヒスベルクというドイツ語で王の山という意味を持つものであった。20世紀前半まではドイツの東北辺境の重要都市で、プロイセン発祥の地でもある。後にソ連領とな...

2019
06

実話ナックルズ 2019年10月号に寄稿しました 他

実話ナックルズ 2019年10月号に寄稿しました。全国の書店やコンビニ、又はアマゾンなどでお買い求めください。最近、ありがたい事に様々な媒体で取り上げていただける事が多いので、改めて記載致します。Numero TOKYO星野藍が写し出す、旧共産圏の未来遺跡たちHUFFPOST「SFの世界のような異質感」 宇宙怪獣っぽい記念碑は、共産主義の夢の跡だったHAGAZINE旧共産遺産は「僕たちの想像力がいかに制限されているか」ということを僕た...

2019
04

ロシアのソ連&ナチスマニア?蒐集家おじさんの事務所に行ってみた - Soviet & Nazi mania collector in Russia -

ロシア某所を撮影した後だった。「ありがとうございます」管理人さんや、管理人さんを説得してくれたお兄さんたちに礼を言い、その場を離れていったのだが。「おーい」管理人さんが作業車両で追いかけてきた。「面白い場所連れてってやるから乗ってけ!」?!と、いうわけで連れてこられたのが、何だか古いアイテムが並ぶ場所…。表は整備・解体系の会社を営んでいる敷地のようだが、ここは一体…。困惑していると、陽気なおじさんが...

2019
21

旧ソ連の息吹きを感じる珍スポット…?グルータスパーク - Grutas Park in Lithuania -

リトアニアの田舎に、旧ソ連時代の指導者たちの像がバシバシ陳列された変な公園があると聞いた。リトアニアの首都ビリニュスからバスで向かう。乗客はまばらだった。この日ロシアから流れ着いた自分はぐったりと疲れていたので、景色を楽しむ事もなく割とすぐに眠ってしまった。気がつくと木、森、木、森、木、木、木……目的の街へと着いたようだった。公共交通機関で公園へは行けないのでタクシーで向かった。キタッ!レーニンおじ...

2019
17

玄光社『未承認国家アブハジア 魂の土地、生きとし生けるものと廃墟』上梓します - Publish a new photo book " Unrecognized State Abkhazia " -

玄光社『未承認国家アブハジア 魂の土地、生きとし生けるものと廃墟』上梓します。『アブハズ人はこの地をApsny…『魂の土地』と呼んでいる。それはまた、転じて『死の国(死すべき存在)』という意味でもある。』(序文より) 未承認国家・アブハジアを巡る記録。まだ誰も知らない国のリアル。2019年8月31日発売B5横判 136ページ定価:本体2,000円+税ISBN978-4-7683-1231-5何卒よしなに。未承認国家アブハジア 魂の土地、生...

2019
09

ブレスト要塞 - Brest Fortress in Belarus -

ブレスト=リトフスク要塞。星の形をした象徴的な門。この門見たさに、ベラルーシの果ての果てまでやって来たのだった。電車に揺られる事数時間。モスクワから走ってきたその電車は長旅の客人でそこそこ賑わっていた。寝台車で昼寝をし続け終点、ブレスト。一番の目的を、あっと言う間に果たしてしまった。しかし。やっぱり、今でも屍の臭いのする場所だな…。穏やかな草っ原が広がるそこは、嘗て激しい戦いが繰り広げられた地だっ...

2019
05

「Numero TOKYO」9月号にて『旧共産遺産』を紹介していただきました - Ai Hoshino : the past is in the future -

「Numero TOKYO」9月号にて『旧共産遺産』を紹介していただきました。webの方にも掲載が御座います。よろしければご覧くださいませ。Numero TOKYO 2019年09月号...

2019
01

紀伊國屋新宿本店にて『旧共産遺産』(東京キララ社)刊行記念トーク 開催します。

(公式サイトより)世界中の廃墟、旧共産圏、未承認国家を被写体として旅するカメラマン星野藍が、バルカン半島を中心に、旧共産圏に遺る奇抜な廃墟と朽ちゆくスポメニック(戦争記念碑)を収録した写真集『旧共産遺産』の刊行を記念して、トーク&サイン会を行います。     日  時|2019年7月24日(水)  19:00開演 18:45開場      会  場|紀伊國屋書店新宿本店9階 イベントスペース     参加方法|参加...

2019
11

エストニアの不思議なメガホン - The Mysterious Huge Megaphone in The Woods in Estonia -

深い森の中に、向き合うように存在する3つの巨大なメガホン。これらはエストニアの建築学科の学生たちが制作したものだ。森のざわめき、小鳥の囀り、静かな風の音を立体効果を持って強調させるものらしい。出来上がった時はアーティストたちによる演奏が行われたようだ。人が中に入る事が出来る程大きい。横たえ静かに目を閉じて、自然に身を委ねたらどんな音が聴こえるのだろう…。そんな事を妄想しつつ。まだ日が昇る時間帯であっ...

2019
09

ソ連の秘密廃軍事都市 - Secret Military City of The Soviet Era in Latvia , Zeltini Missile Base -

「どうしてそんな所に行くの」スクランダ1で出会った軍人は言った。「ソ連に呼ばれているから」「狂ってる」そこもまた、他のソ連の遺構と同じように、遠くない日に消えゆく運命かもしれない。石碑に刻まれた文字は既に読む事は叶わない。色あせた迷彩も瓦礫と化すのだろうか。ラトビアのソビエトの痕跡は無慈悲にも次々と消え行くように見える。ラトビア北東部の深い森の中。そこに嘗てロケットミサイル基地が存在していた。長射...

2019
08

十字架の丘 - Hill of Crosses " Kryžių Kalnas " in Lithuania -

リトアニアの田舎町。畑ばかりののどかな景色をただただに突き進んでいくと、そこに十字架の丘はある。幾度かインターネット上で見た景色は、自分の目で直で見るとまた違った印象を受ける。圧。そう、圧を感じる。元々は、1831年のロシアに対する11月蜂起の後で反乱兵の家族が彼らの遺体のかわりに十字架をこの丘に建てた事が始まりである。リトアニアもまた、ロシア、ソ連による悲惨な歴史を重ねてきた国だ。1918年リトアニアは独...

2019
04

2019年7月20日(土)~31日(水) 新宿眼科画廊で個展を開催します

写真集「旧共産遺産」発刊記念(東京キララ社)新宿眼科画廊にて開催します。新宿という場所柄このまま四谷方面に歩いて行ってギャラリー巡りをしても楽しいかもしれません。是非お散歩がてらいらしてくださいませ。〔日時〕2019年7月20日(土)~31日(水)12:00~20:00(水曜日~17:00) ※木曜日休廊新宿眼科画廊スペースM〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11​〔概要〕1945年、第二次世界大戦。東部戦線における峻烈劇甚なる戦い...

2019
04

エストニアの廃潜水艦基地 - Hara Submarine Base in Estonia -

当時地図に記載される事のなかった、旧ソ連の秘密。この潜水艦基地は1956年から1958年の間にソ連軍によって建設された。1991年のソ連崩壊まで使用されていたという。冷戦の最盛期には、ここで何百人もの人々が働いていた。しかし近隣の住人でさえ、この場所の実態は知らなかった。現在では多くの都市探索者が訪れている。私のような外国人にとって、そこは格好の冒険の場になるだろう。しかし、バルト3国もまたソ連の恐怖に脅かさ...

2019
27

DOMMUNE 6月27日(木)19:00~21:00 東京キララ社アワー#29「旧共産遺産」出演します

旧共産遺産発売記念に、DOMMUNEで配信していただく事になりました。概要はこちらから。スタジオ観覧も出来るようなので、↑こちらよりお申し込みください。何卒よろしくお願いします。旧共産遺産...

2019
24

謎の新規国家?ウジュピス共和国 - Lithuania's mysterious micronation, Užupio Respublika (Užupis) -

ある時私は、リトアニアの首都ヴィリニュスに停泊していた。何だか居心地の良い街だ。ダラダラ沈没したくなる。旧市街をフラフラ徘徊していると、いつの間にか不思議な場所へやって来た。橋を渡ると、なんだか雰囲気が変わる。なんだかやたらとアートな作品が多い。大麻をキメているお兄さんたちを横目に進んでいく。アート村か何かかな…?地図を開くと、そこには“ウジュピス共和国”と記されていた。ウジュピス共和国…?ヴィリニュ...

2019
20

ソビエトの家 - Home of the Soviet -

カリーニングラード。嘗てドイツ領であったロシアの飛び地。1946年まで使われていた旧名はケーニヒスベルク、ドイツ語で王の山。20世紀前半まではドイツの東北辺境の重要都市だった。プロイセン所縁のこの街の中心地に、明らかな“違和感”が存在する。ソビエトの家。元々ケーニヒスベルク城が建っていたというこの場所に、ソ連政府は社会・共産主義時代の歴史を象徴する建物が必要だと考えた。復興可能であったにも関わらず、城は無...

2019
19

東京キララ社『旧共産遺産』上梓します - Publish a new photo book " Old Communist Heritage " -

この度、東京キララ社『旧共産遺産』を上梓致します。[ 内容紹介 ]バルカン半島を中心とした旧共産圏に遺る奇抜な廃墟と、朽ちゆくスポメニック(戦争記念碑)ケレンフェルド発電所(ハンガリー)/戦闘機の墓場(ハンガリー)/人民蜂起記念碑(クロアチア)/サラエボ五輪跡(ボスニア)/自由の記念碑(モンテネグロ)/スポメニック群(セルビア)/セルビア正教会(コソボ)/廃工場(アルバニア)/トーチカ(アルバニア)/イリンデンモニュメント(マケ...

2019
12

写真家 星野藍トーク 第6回カメラマンの履歴書

現在『未承認国家の肖像・アブハジア』の展示を開催させていただいているギャラリーさんにて、イベントを開催します。写真家 星野藍トーク 第6回カメラマンの履歴書【詳細】星野藍氏がどのようにして写真を撮る道を歩んできたか、過去の写真をスクリーンに投影しながら語っていただきます。トーク後は星野氏を交えた懇親会を行います。同会場で開催中の写真展「未承認国家の肖像・アブハジア」もご覧いただけます。……との事で、...

2019
28

ブダペスト中央市場 - Central Market Hall in Budapest -

前日に続き、この日もホテル近くのお店でホットドッグを食べた。ご機嫌な朝飯である。簡単に済ませ、まずは朝から廃工場を目指してみた。要件を済ませ、この日の計画を何一つ立てていなかった私はテキトウに街の中心部に行きそうなバスへと乗り込んだ。そして辿り着いたのがブダペスト中央市場。観光地とも開放している屋内にある大きな市場である。建物からして可愛い。甘い誘惑に早速負けそうになる。豊富な腸詰!異国情緒をこう...

2019
19

ハンガリーのグルメ色々 - Various dishes of Hungary -

ドナウ川遊歩道の靴を見て、街を当てもなく散歩していた。するとどうだろう、やはり腹が減る。何か、何か食べるものを……。ドーナツ屋さんに入ってみた。ふふ、甘いもの大好き。カラフルで可愛いドーナツがたくさん。ワクワクする。…ん。う●ちだ…う●ちがいる……まぁ、買いますよね。甘くて美味しいドーナツ。う●ち部分はねっちょ〜〜〜〜りあま〜〜〜〜いチョコレート味。青い色の毒々しいスイーツというものが好きで2つ目は青色の...

2019
17

ドナウ川遊歩道の靴 - Shoes on the Danube Promenade -

ハンガリーの首都ブダペスト。ドナウ川を挟んでブダ側とペスト側に分かれていおり、その川畔に佇む建造物群の美しさからドナウの真珠と呼ばれている。地下鉄の駅を出てすぐの場所に国会議事堂があった。荘厳で繊細なゴシック建築は見ても見ても飽きる事を知らない。朝、夜行列車でブダペストに到着し、ホテルに荷物を置いてから朝一番で山の上の廃病院やサナトリウムへ足を運んだが、ひとつはセキュリティが強化されもうひとつは売...

2019
17

アテネをお散歩した時のお話 - Sightseeing in Athens -

ギリシャは、言わずも知れた古代遺跡の宝庫だ。地下鉄にこうして発掘された遺跡がそのまま展示してある。日常的に遺跡が隣にある。このようなものがあるとは知らなかったので嬉しい驚きだった。足元の遺跡も見える配慮。アテネ最終日、やる事が思いつかなくなってしまったのでとりあえず観光地へと向かう事にした。そういえば、ギリシャヨーグルトをまだ食べていない。濃厚でクリーミィなその美味しさは日本だとパルテノで楽しむ事...

2019
26

ギリシャの廃レコード工場 - An abandoned record factory in Athens -

廃墟と化したレコード工場がある。そう聞きつけた私は早速現場へ足を運んだ。…が。どうやら一足遅かったようだ。そこにあった筈の大量のレコードや書類や計器やら何やらは、綺麗さっぱりと片付けられてしまった。残るはグラフィティばかり。それでも都市探索には適した場所かもしれない。中東そしてバルカン地域の市場を拡大する為にこの工場は造られた。50年以上に渡り蓄音機、レコード盤、ラジオ、そしてカセットテープを製造し...

2019
09