SATIAN/39 -廃墟の影片-

廃墟/旧ソ連/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

ソビエト軍占拠の痕跡 小さな森の秘密の軍事基地・リトルモスクワ - Secret military base in the small forest ... Little Moscow " Kis Moszkva " -

1989年、汎ヨーロッパ・ピクニックという、当時オーストリア共和国ブルゲンラント州に食い込むハンガリー人民共和国領ショプロンにて政治集会が行われた。これにより東欧革命を急速に促す事になり、ベルリンの壁崩壊及び1990年のドイツ再統一、1991年のソ連崩壊など一連の冷戦終焉に向かう流れを生んだ。ハンガリーを離れる事になったソビエト軍のキャンプ跡地はハンガリー各地に残っている。ここ“リトル・モスクワ”…現地では МАЛЕ...

2018
16

遺棄された戦闘機 MiG-21 & Su-22 の墓場 - The Abandoned Fighter MiG-21 & Su-22 Graveyard -

日本では考えられない……というものが、平然とそこにある時に遭遇した時のこの気持ちの昂りは、なんとも上手い言葉が紡ぎ出せないものである。ソビエトの第三世代軽量超音速戦術戦闘機、MiG21。社会主義側でいえばMiG、主本主義側でいえばF-4が冷戦時代のベストセラーだったという。NATOコードネームは“フィッシュベッド”。魚の寝床よりも魚の頭のように見えたのは私だけだろうか。迷彩柄のボディに真っ赤に塗られたその頭。挑発的...

2018
09

ブバンジュ記念公園、3つの拳の記念碑 - The Three Fists Monument is in Bubanj Memorial Park of Nis -

太陽が登る前に、私は始発のバスに乗り国境を越えた。パスポートコントロールで一旦降ろされ、スタンプを押してもらうも外に出たらバスがいない。何処だ!隣国のゲートの手前までバスは走っていた。お願い、待っていてください、不安になっちゃうよ。居合わせていた中国人の青年は何故かパスポートを返して貰えず青ざめた顔をしていたが、なんとかなったようだ。約4時間の移動を経て、私はセルビアの古都・ニシュへとやって来た。...

2018
05

共産党ホールの廃墟・バズルジャ(Buzludzha)の各種グッズを作ってみました。

SUZURIさんにての共産党ホールの廃墟・バズルジャ(Buzludzha)の各種グッズを作ってみました。共産党カラーの赤が眩しいTシャツ。しかしお色は各種選べます。さわやかなロングTシャツ。こちらもお色が選べます。ハンカチなど以外は色が選べるのでお好きなカラーを選択してください。サコッシュというバッグです。元々は自転車ロードレース時にレーサーに渡すドリンクなどを詰める為に使用されるショルダーバッグのことで、必要最...

2018
04

S高原スキー場 - S Highland Ski Area -

霏霏蕭蕭 暴風進軍身近な場所でも、人は簡単に、きっと死ぬ。猛吹雪の中突き進み、あゝ、そういうもんだよな、と。晴れ渡る青空を期待した自分がバカだった。人間、暖かな春潰えぬ陽だまりの中ばかりでは、生を実感出来ないんだ。平和の先にあるものは、何よりも愚かな白痴の末路なのかもしれない。...

2018
02

ブルガリアの共産党ホールの廃墟、バズルジャ - Abandoned Communist Party Headquarters " Buzludzha " in Bulgaria -

人間、皆最後は死ぬ。生きる事は孤独だ。人間群れの中でしか生きられぬものだが本質は皆独りだ。しかし死は、もっと孤独だ。死ぬ前に、生きたい場所は全て行ってから死のう。全て行ったと思っていた筈が「また」見つけてしまう、「まだ」行き足りない。仕方のない性分だ。そこは世界で最も有名な廃墟のひとつだろう。廃墟マニア、共産圏マニア、東欧好き、建築物好き…様々な趣味嗜好の人間の心を掴んで止まない。「世界四大廃墟」...

2018
26

廃仮面ライダー - The Abandoned Kamen Rider -

ある日ある時ある曜日。「廃仮面ライダーがいるよ」と聞いたので、気になって早速行ってみる事にした。…廃仮面ライダー?一面の、田舎の果てに。何か、いた。仮面ライダーだ…。近所の人がこの手の類の物が好きでガサガサ集めていたらしい…。隆々としていらっしゃる。足に、硬貨投入口が付いている。一体何が始まったのであろう。塗装も剥がれ、陽の光で色褪せ、風化しきった風体だが、それでも彼は立派なライダーだ。しかしそれよ...

2018
20

廃飛行機 - Abandoned plane that lost its wings -

翼を失いしヒーローは今。何故こんなところに、こんなものが?思わず疑問を投げかけずにはいられない。日本国内でこのような廃飛行機は恐らく少ないだろう。此処東北に貴重な一機があった事を有難く思う。...

2018
12

世界一安全な停戦地帯・キプロス共和国 2 - The safest cease-fire area in the world, Cyprus -

北キプロスから南キプロスへ。そしてまた北キプロスへ。両国の国境は、1日に何度でも越える事が出来る。一組、外国人観光客が何やら揉めていて南から北への出国を拒否されていた。パスポートを見ながら揉めていたようだが。北キプロスは南キプロスに比べ観光客が少ない、と何かで読んだが、少なくてもクロスポイントの辺りは人通りが多く賑わいを持っていたと思う。…が、一本裏通りを入っていけば、ここが停戦地帯のど真ん中である...

2018
05

世界一安全な停戦地帯・キプロス共和国 - The safest cease-fire area in the world, Cyprus -

キプロス島。南部のギリシャ系住民が支配する地域・南キプロスと、分離独立を求めている北部のトルコ系住民が支配する地域・北キプロスに分断する、東地中海のシリア・アナトリア半島の沿岸にある島。南キプロスと北キプロスとの衝突を抑止する為1974年に国連が引いた緩衝地帯(非武装地帯、停戦ライン)…通称グリーンラインが存在する。グリーンライン…有刺鉄線のその先は砂漠だったり、誰もいなくなった住宅だったりと様々だ。ト...

2018
02

100年以上前に建てられたアール・デコ様式の廃発電所、ケレンフェルド発電所 - Kelenföld Power Station -

個人的に、それはチェルノブイリや各未承認国家を巡った後一番気になる存在だった。個人的に、世界で一番美しい発電所の廃墟と言っても他言ではないのだろうかと思っている。個人的に、そこに行くまでは絶対死ねない。そう思った場所だった。ケレンフェルド発電所。1914年にオープンした当時、ケレンフェルド発電所はヨーロッパ全土で最も先進的な発電所の1つだった。しかし見る人はその技術的観点よりも美しく華やかなアールデコ...

2018
15

緩衝地帯グリーンラインに残る廃墟、ニコシア国際空港 - Nicosia International Airport in Cyprus -

世界一平和な停戦地帯がある。それは“未承認国家”のある島だ。と、いう事を知り、どうしてもそこへ行きたくなった。キプロス島。南部のギリシャ系住民が支配する地域・南キプロスと、分離独立を求めている北部のトルコ系住民が支配する地域・北キプロスに分断する、東地中海のシリア・アナトリア半島の沿岸にある島だ。南キプロスと北キプロスとの衝突を抑止する為1974年に国連が引いた緩衝地帯(非武装地帯、停戦ライン)…通称グ...

2018
14

虚ろな巨躯、国民の館…議事堂宮殿 - Casa Poporului ( Palatul Parlamentului ) -

何処と無く暗雲立ち込めるように見える、不穏な空気が拭えぬ街・ブカレスト。東欧(それ以外のヨーロッパでも)に付き物な“ロマ”に気をつけろと注意される。カメラをさげていると取られるぞ。と。ロマ…ジプシーたちに対して、私は特別差別意識は持っていない。しかし時にして、思いもよらぬ罵声を彼らから浴びせられる時もある。余り気に留める事はないが、彼らの紡ぐ未来は、今とさして変わらぬもののような気がする。ブカレスト...

2018
05

ブカレストの廃新聞社、レジーム新聞社ビル - Abandoned Regime Newspaper Building in Bucharest -

さて、2018年2月になりました。更新が滞っておりすみません。2月に入ったからにはわしゃわしゃ更新してきたいな、とは思っております。キヤノンギャラリーの巡回展『コーカサスの虜』も無事終了しました。来てくださいました方本当にありがとうございました。暫く身の回りが落ち着かなそうではありますが、今年も宜しくお願い致します。ある日ある時私は、ルーマニアの首都ブカレストにいた。降り立った瞬間から本能的に感じる危機...

2018
02

現在ゴリラクリニックdigさんに寄稿させて頂いております - Articles on other media -

今年の夏辺りから『ゴリラクリニックdig』という「オトコの“気になる”を刺激するメディア」にて記事を書かせて頂いております。当ブログの趣旨とは違う記事をもりもりと書かせて頂いているので、興味がありましたら是非チェックしてみてください。今回は今まで書いた記事を紹介させて頂きます。※中には刺激が強い記事もございます、くれぐれも読む際は自己責任でお願い致します。【閲覧注意】富士の樹海は想像以上に美しく、発見し...

2017
31

生けるソ連・沿ドニエストル共和国 4 生きている遊園地と遺棄された遊園地 - An abandoned amusement park in Pridnestrovian Moldavian Republic (PMR) -

早朝の沿ドニエストルの首都・ティラスポリを散歩していたら大きな公園があった。そしてその敷地内には、何やら遊園地があるご様子。…現役、だよね?小さなジェットコースターは使用感があるものの、壊れた車両がレールの脇に置きっぱなしになっており。全体的に、不穏なオーラを放っている。ああ…なんて不安になる笑顔なんだ。更なる不穏なオーラを感じ見据えたその先には。?!あかんやつだ…!この遊具たちは、どうやら彼の大陸...

2017
25

生けるソ連・沿ドニエストル共和国 3 - The country where the Soviet Union lives Transnistria -

沿ドニエストルの首都・ティラスポリの大通り沿いを歩いていると必ず目に入る大きな像がある。沿ドニエストルの建国者・スヴォーロフ将軍の像だ。近くにいる子供と比較して、その大きさがよく分かる。1990年9月2日が沿ドニエストルの国の設立だが、「建国者」と呼ばれているのはロシア帝国時代の将軍だ。トルコとの戦いに勝利し、ドニエストルのあたりがロシアの領土になった歴史がある。1792年、ロシアとオスマン帝国との露土戦争...

2017
18

生けるソ連・沿ドニエストル共和国 2 - The country where the Soviet Union lives Transnistria -

未承認国家・沿ドニエストル共和国の主都ティラスポリの市庁舎の前へとやってきた。ん。あれはまさか。レーニン像だ。現存する旧ソ連圏で、レーニン像がこのように『生きている』とは。この堂々たる出で立ち。素晴らしい。恐らく沿ドニエストルは、この世で唯一『生けるソビエト連邦』を垣間見る事の出来る国だ。それは亡霊なのではない。生きているのだ。私と行ったら廃墟のある場所に行くんでしょと思われがちだが(まぁその通り...

2017
11

生けるソ連・沿ドニエストル共和国 - The country where the Soviet Union lives Transnistria -

旧ソ連圏に存在する未承認国家というものに、惹かれて止まない。そのひとつ、沿ドニエストル共和国。飛行機でモルドバに降り立ちまずは主都キシナウへと向かう。私がロシア語を喋っただけでタクシーの運転手は爆笑していた。「英語喋れる人のところに連れて行こうかと思ったのになんだ分かってるじゃん!」いやごめん、そんなに分かってはいないんだ。そして到着するなり即、バスへと乗り込む。沿ドニエストル共和国の主都・ティラ...

2017
07

初めて足を踏み入れた廃墟、軍艦島 - Battleship Island -

自分が初めて足を踏み入れた廃墟、それは軍艦島だった。50mmの単焦点レンズを装着したフィルムカメラを片手に乗り込んだそこは、初めて触れる世界だった。限られた短い時間の中、無我夢中でシャッターを切った。島の歴史などは、他に詳しい資料やサイトがあるので割愛する。私なんかよりずっと昔から、それこそ子供の頃から軍艦島を秘密基地のように、遊び場としていた人たちもいる。ずっと昔から記録として写真を残してきた人たち...

2017
30