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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

遺棄された義足工場 - The Abandoned Artificial Leg Factory -

何の変哲もない閑静な住宅街。何処にでもありそうな実に普通の住宅街。そんなありふれた日常の中に、唐突に現れた非日常的光景。義足工場の廃墟。初めて遭遇する種類の廃墟だった。足を踏み入れた瞬間、ガサガサッ!と小さな動物が動く影が見えた。猫だ。野良か外猫か、どちらかは分からないが猫の溜まり場になっているようだった。荒れ果ててはいるものの、当時の情景が目に浮かぶような、古い町工場。絶え間なく雨が降り続く日だ...

2019
13

まるで大人の遊園地…な廃ラブホテル - The Abandoned Adult Amusement Park -

2月14日。バレンタインデー。甘く蕩けるチョコレートが飛び交うであろうこの日にぴったりな廃墟を今回はご紹介。当方滅多に行く事のないラブホテルの廃墟。今回ばかりは、ちょっとどうしても行きたかった。昔のラブホテルではお馴染みのエアシューター。某ドリームランド前のラブホでは現役だったとか現役じゃなかったとか。このラブホテル、思考を凝らした部屋が多い事に注目だ。ソープなランドではお馴染みのマットも備え付け。...

2019
14

地元の廃病院 - The Abandoned Hospital in My Home Town -

私の出身地は、小さな街だ。と言うと福島県内だとそんな事ないでしょ、と言われる時もある。県庁所在地ではあるが、何もない。本当に吃驚する程何もない。何もないけど、何もある。そうは信じたいものの、どうにも目を瞑りたくなる現実の方が多い気がしなくもない。廃病院からは、福島市のシンボル信夫山が見えた。私の通学路だった。物心付く前より馴染みしかない場所。いつ、何処で、何が、どう変わっていくのか。明日は常々見え...

2018
22

なんだこのB級スポットは…廃養蜂研究所 - The abandoned Beekeeping Research Institute in Japan ... It's lousy! -

所謂世界4大廃墟などと呼ばれる有名物件や大型廃墟、amazingでほにゃらら映えするスポットが持て囃されるのは何処の世界に限った事ではない。全体的に簡単であるもの、手軽であるもの、気軽であるもの、そういった物ものが持て囃され瞬発的話題により持て囃される。話題性は、必ずしも良い影響があるものとは言えない。(様々な意味で…。そうそうバズルジャは入れなくなりました…保存がこれより進むらしい。)難しくても持続性のあ...

2018
31

信号機の墓場 - The Abandoned Traffic Lights Boneyard in Japan -

去年の夏だったろうか。Twitterで話題となりずっと気になっていた場所があった。機会に恵まれ一年越しにそこへ訪れる事が出来た。信号機の墓場。…とは言うものの、実際は墓場ではなく、再利用を待つ「大事な財産」としてこの場所に保管されているものだ。「墓場」として有名になってしまった事は、些か不名誉な事だったのかもしれない。「もしかしたら、数年後はここの信号機がLEDのものになっているかもしれないね」と、友人。こ...

2018
26

キューピーの館 - The Abandoned House of Kewpie -

吐く息が白い。朝もやが立ち込める。久々に会う友の顔を見ると嬉しくなる。感傷に近い喜びを噛み締め取り敢えず向かうは………。通称、キューピーの館。大量のキューピー人形、文化人形が所狭しと並んでいる。水子供養の為だったとも、子宝祈願の神社仏閣の類だったとも、宗教施設だったとも言われているが真相は不明。昔、YouTubeを見ていた時。日本人形が並ぶ部屋のある廃屋への探索レポート動画があった。探索者は二階へとあがって...

2018
12

背筋がヒヤリのペナント医院 - An Abandoned Clinic contributed to local medical care -

地域医療に貢献した、田舎の総合医院。小さいながらもモダンな医院建築の内部は、凝縮された空間に仕上がっていた。入院棟は別棟となっており、思いの外規模は大きかったようだ。薬立てクルクルが可愛らしい…正式名称は何と言うのだろう。糞便の標本は確か蝋製と聞いている。知人が子供の頃通っていた病院でこれを見た事があると言っていた。近隣には他にも廃医院があったが、残念ながら倉庫として使用されているようだった。地域...

2018
03

明治医院 - The Abandoned Clinic in japan " Meiji Clinic " -

古い廃医院は、廃墟の中でも特にタイムカプセル的要素が詰まっているものかもしれない。小さなその空間に、ひとつひとつ見ても決して飽きる事のない宝箱が幾つも眠っている。この目で見るのは余りに真新しい残留物の数々に、いつ足を運んでも魅了される。地域の総合医療を嘗て担っていたであろうこの廃医院。やや片付けられている印象があったものの心を惹きつけるものがある。唐突な大きな木の箱…?と思い扉を開けたらレントゲン...

2018
20

もうひとつの自然光の手術室 - A hospital where surgery was possible with natural light rather than electricity -

古い木造廃病院との出会いは、思いがけない事や物が多々ある。歴史にも記憶にも残らず時に埋もれ消えていく場所は思った以上に多いのだろう。入院棟の表記が堪らない。部屋に不可解な当時のものと思わしき落書きがあった。余りに、不可解だった。所謂様々な「性感異常」をまとめた医学関係の本だが、読んでいると真面目な事でもギャグのように感じてしまうその内容に釘付けとなってしまう。ホーロー製の……。一瞬鍋かとも思ったが形...

2018
23

S高原スキー場 - S Highland Ski Area -

霏霏蕭蕭 暴風進軍身近な場所でも、人は簡単に、きっと死ぬ。猛吹雪の中突き進み、あゝ、そういうもんだよな、と。晴れ渡る青空を期待した自分がバカだった。人間、暖かな春潰えぬ陽だまりの中ばかりでは、生を実感出来ないんだ。平和の先にあるものは、何よりも愚かな白痴の末路なのかもしれない。...

2018
02

廃仮面ライダー - The Abandoned Kamen Rider -

ある日ある時ある曜日。「廃仮面ライダーがいるよ」と聞いたので、気になって早速行ってみる事にした。…廃仮面ライダー?一面の、田舎の果てに。何か、いた。仮面ライダーだ…。近所の人がこの手の類の物が好きでガサガサ集めていたらしい…。隆々としていらっしゃる。足に、硬貨投入口が付いている。一体何が始まったのであろう。塗装も剥がれ、陽の光で色褪せ、風化しきった風体だが、それでも彼は立派なライダーだ。しかしそれよ...

2018
20

廃飛行機 - Abandoned plane that lost its wings -

翼を失いしヒーローは今。何故こんなところに、こんなものが?思わず疑問を投げかけずにはいられない。日本国内でこのような廃飛行機は恐らく少ないだろう。此処東北に貴重な一機があった事を有難く思う。...

2018
12

初めて足を踏み入れた廃墟、軍艦島 - Battleship Island -

自分が初めて足を踏み入れた廃墟、それは軍艦島だった。50mmの単焦点レンズを装着したフィルムカメラを片手に乗り込んだそこは、初めて触れる世界だった。限られた短い時間の中、無我夢中でシャッターを切った。島の歴史などは、他に詳しい資料やサイトがあるので割愛する。私なんかよりずっと昔から、それこそ子供の頃から軍艦島を秘密基地のように、遊び場としていた人たちもいる。ずっと昔から記録として写真を残してきた人たち...

2017
30

草むらのヒーローは今日も眠る 廃バス - Abandoned Country Bus -

田舎道を走らせ、山々を行き。こんもりと草木に隠れる廃バス在り。三菱ふそうのマークがなんとも可愛らしい。いすゞのマークのようなものだろうか…。個人の所有物として、なぜ廃車…廃バスがあるのだろうか。疑問に思ってはいたのだが、倉庫として使ったり、休憩所として使ったり、何かと使い道があるようだ。不思議。倉庫として使っていたがそのうち使わなくなり、完全放置しているうちに扉も錆付き開かなくなる個体も多いように見...

2017
27

極右草ヒロ流記 廃街宣車 - Abandoned Sound Trucks in Japan -

見よ 東海の 空明けて旭日高く 輝けば天地の正気 溌剌と希望は躍る 大八洲おゝ 清朗の 朝雲に聳ゆる富士の 姿こそ金甌無欠 揺ぎなき我が日本の 誇なれ思わず聴こえてきそうな、なんと雄々しい益荒男であろうか。一度ネットでお見かけしてから、是非この目で見てみたいと思っていた。会えて光栄。街宣車は税制上優遇され、ほとんど課税されない特種用途自動車(いわゆる8ナンバー、放送宣伝車という)として登録を受けていることが...

2017
22

あくる日の宮ヶ瀬ダム - ダムに沈んだ道路 -

貯水量が過去最低の57%になった宮ヶ瀬がニュースになったのは、記憶に新しいだろう。乾き切ったダムから現れた曾ての道路や標識。そこに人の営みの痕跡は殆ど消えてしまっていたが、確かにそこに、文明があった。身近なところで異世界感を感じる事の出来る景色。その後8月25日(金)、月に2回ある宮ヶ瀬ダム観光放流が行われた。観光放流の為だろうか、私が訪れた9月2日には水の量が見て明らかに増えていた。あ、でも。やっぱり異...

2017
30

ぽこっと見つけた謎の遺構。

曖昧模糊、謎深し此れは、一体。何だろう。戦跡のようだ。観測壕だろうか…?謎は深まった侭解決していない。友人曰く、飛行場とか演習場の付近にある「司令所跡」なのではないか、との事。...

2017
16

廃朝鮮学校 「都会の真空で、ぼくらは。」 2

冒険は、常にぼくらの隣にある。...

2017
10

廃朝鮮学校 「都会の真空で、ぼくらは。」

廃墟探索の、原点に近い、そんな感覚を覚えるある日。ひっそりとしたコンクリートの廃校があると昔から聞いていた。それは朝鮮学校の廃墟と聞いていたが、実際は朝鮮総連の教育研修機関だった。総聯の幹部、学習班を養成する学校として創立された。全寮制で外出は禁止、毎日のスケジュールは6時 :起床8時 :朝食9時~12時 :学科12時 :昼食13時~17時 :学科17時~18時 :総括18時 ...

2017
02

草むらのヒーローはそこにいる - Hero in grass -

夏休みも過ぎ去り、秋嚙み締める長月(しかし写真は何時ぞやの皐月)ある日ある時ある曜日、茨城の片田舎を走行中。国道123号線沿いにある草むらのヒーローたちに、ついでにと会いに行った。田舎には、こうした可愛らしい投棄物、遺棄物、放棄物…がそこそこある。私の地元にも、レトロで可愛い廃車が持ち主さんの土地内に放棄されていた。ウキウキと写真を撮ったら、その廃車の持ち主は親戚の友人だった。世界の狭さを感じる。...

2017
25

廃眼科医院 - Abandoned Ophthalmology Clinic -

目眼瞳眸睒眴瞤瞚恋い焦がれてもなかなか行けない場所もある。此処は、そんな場所の一つだったかもしれない。此れが入院棟か、と思いきや扉の向こうは悪趣味なラブホテルも吃驚な紫色の廊下だったりして、何とも首を傾げたくなる場所だった。近代建築の廃病院へと足を踏み入れたのは久々だった。可愛らしい計器類の数々に胸躍る。ひとつひとつ丁寧に撮っていてはキリもカギリも無くなってしまう。青みがかった無影灯にも惹かれて止...

2017
11

小雨の中の廃校 - Abandoned school in light rain -

細長く続く雨の日は、いつもの距離感をほんな少しだけ縮めてくれる、そんなドラマが生まれる気がする。勿論気がするだけで終わるものだけど。朝からしとしとと、長細く雨が降り続くような日だった。畑ばかりの片田舎に、そこは存在した。このまま畑に侵食されてしまうんじゃないだろうか。雨風の侵食は時と共に建築を蝕む。此処もこうして、残り続けていられるのは一つの奇跡なのではないだろうか。頭に触れそうなすれすれな高さで...

2017
28

忘れ里の廃校 - Abandoned school of forgotten places -

暑気悶々 瞬の避暑朝から三〇度を超える、猛烈夏日。山の奥だから下界より涼しい事を期待した私が馬鹿だった。密閉された(しかし所々に隙間のある)忘れられた空間は、文字通り蒸し風呂状態だった。暑い。暑すぎる。十万石って言ってる場合じゃない、気を抜くと死ぬやつだ。止め処なく汗が流れ落ちる。じんわりと、蒸される。でも、なんだろう、なんと言ったら良いか分からないけど、目を見据えた先の「瞬」の間に汗がすっと引く...

2017
21

8月15日は廃校の日。 - 緑の廃校 -

緑の廃校。と、呼ばれている場所はかねてから西に存在するが、東にも存在する。床が見事に苔むした、大きな木造校舎。白いワンピースを着た女の子と、望郷心を抱き北へ、東へ。雨水の浸食により屋根が腐り、床が腐り、一階はむんわりとした湿気で充ち満ちている。恵まれた偶発的環境により、苔生し美しい緑の絨毯が生まれた。ここまで見事な緑の絨毯はなかなかない。と、思う。二階は腐食こそ酷いものの日当りが良い晴れ空の下のせ...

2017
15

百味医院

木造の廃医院や廃屋を探索し、残留物にじっと目を凝らす。悪魔で主観によるものだが、全景を撮っても写り映えのしない場所、というのは、廃墟でもある。そういった場合どうするかと言うと、・まずはキメの一枚を押さえる・別角度・残留物に密着・兎に角密着・全景も押さえる・なんとか足掻く…という具合である。見た事のないタイプの薬壜は、見る者の心をるんるんと弾ませる。古い木造建築、雪解け水が滴る音、埃臭さとカビ臭さ。...

2017
14

廃蟹と魑魅魍魎 海の聴こえる廃校 - Abandoned evil spirits of mountains and rivers school -

雲烟過眼否魑魅魍魎余韻嫋嫋海が聴こえる廃校。浪漫溢れるロケーションになる筈だった。生憎の怒涛の豪雨、荒れ狂う海に交通封鎖と為らぬか心配しかなかった。全くもって爽やかじゃない。ぬくもりある風情のある木造校舎。愛されてきたのだろう去りゆく人々の想いが綴られていた。しかし一番奥の方…そこだけは、異空間だった。明らかに、他と異なる空気。刺すような視線を背中にビシビシ感じる。背筋がぞわりとして、鳥肌が立つ。...

2017
31

ドロイド医院 3 - つむがれぬいのちにさようなら -

こうした残留物豊富な廃医院は、狭い国ながら「よくこんなにも残っているな。」と関心させられる。それらを見つけてくる先駆者たる廃墟マニア、都市探索者達にも。私も私で、時間に余裕がある時ローラー作戦宜しく地方回りをし「あ、これは。」と目ぼしいモノを見つけてはみるのだが…悉く、嗚呼無常。という展開ばかりだ。廃なる場のハンティングは、あと数年で打ち止めになるだろうと度々耳にしたりはするけれど、なんやかんやで...

2017
17
2017
10

リアルBIOHAZARD…? 不穏な空気漂う『バイオハザード研究所』…S工業

今から20年前。平成9年4月、動物用の血液製剤を作っていたBセンターが倒産し、同社に440頭の犬猫が置き去りにされた事件があった。Bセンター事件。血液研究の為に飼育している何百匹もの犬猫が、会社が倒産した為に生命の危機に晒されてしまったのだ。そんな事件があったとは、私は今まで知らなかった…。Bセンター施設の目的は、動物の血液採取と血液製剤の臨床実験だった。残された犬猫の中でも特にハスキーなどの大型犬が多かっ...

2017
04

小さな島の小さな廃病院

煙靡きし西村雨、東靡けば点睛晴れ。 とある先駆者が発見したこの廃病院。彼の探索能力とネーミングセンス、独特の世界観は読む者見る者の好奇心を掻き立てて止まない。密かにサイトを見ては仮想トリップに浸る。廃病院自体の探索は、そう時間はかからなかった。あとは友人と、小さな島の探索をし、それでも時間が余ってしまいプラプラダラダラグデグデした。ここいらに来る時は、決まって晴れだ。のんびりと流れる島の時間。それ...

2017
19