SATIAN/39 -廃墟の影片-

廃墟/旧ソ連/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

もうひとつの自然光の手術室 - A hospital where surgery was possible with natural light rather than electricity -

古い木造廃病院との出会いは、思いがけない事や物が多々ある。歴史にも記憶にも残らず時に埋もれ消えていく場所は思った以上に多いのだろう。入院棟の表記が堪らない。部屋に不可解な当時のものと思わしき落書きがあった。余りに、不可解だった。所謂様々な「性感異常」をまとめた医学関係の本だが、読んでいると真面目な事でもギャグのように感じてしまうその内容に釘付けとなってしまう。ホーロー製の……。一瞬鍋かとも思ったが形...

2018
23

S高原スキー場 - S Highland Ski Area -

霏霏蕭蕭 暴風進軍身近な場所でも、人は簡単に、きっと死ぬ。猛吹雪の中突き進み、あゝ、そういうもんだよな、と。晴れ渡る青空を期待した自分がバカだった。人間、暖かな春潰えぬ陽だまりの中ばかりでは、生を実感出来ないんだ。平和の先にあるものは、何よりも愚かな白痴の末路なのかもしれない。...

2018
02

廃仮面ライダー - The Abandoned Kamen Rider -

ある日ある時ある曜日。「廃仮面ライダーがいるよ」と聞いたので、気になって早速行ってみる事にした。…廃仮面ライダー?一面の、田舎の果てに。何か、いた。仮面ライダーだ…。近所の人がこの手の類の物が好きでガサガサ集めていたらしい…。隆々としていらっしゃる。足に、硬貨投入口が付いている。一体何が始まったのであろう。塗装も剥がれ、陽の光で色褪せ、風化しきった風体だが、それでも彼は立派なライダーだ。しかしそれよ...

2018
20

廃飛行機 - Abandoned plane that lost its wings -

翼を失いしヒーローは今。何故こんなところに、こんなものが?思わず疑問を投げかけずにはいられない。日本国内でこのような廃飛行機は恐らく少ないだろう。此処東北に貴重な一機があった事を有難く思う。...

2018
12

草むらのヒーローは今日も眠る 廃バス - Abandoned Country Bus -

田舎道を走らせ、山々を行き。こんもりと草木に隠れる廃バス在り。三菱ふそうのマークがなんとも可愛らしい。いすゞのマークのようなものだろうか…。個人の所有物として、なぜ廃車…廃バスがあるのだろうか。疑問に思ってはいたのだが、倉庫として使ったり、休憩所として使ったり、何かと使い道があるようだ。不思議。倉庫として使っていたがそのうち使わなくなり、完全放置しているうちに扉も錆付き開かなくなる個体も多いように見...

2017
27

極右草ヒロ流記 廃街宣車 - Abandoned Sound Trucks in Japan -

見よ 東海の 空明けて旭日高く 輝けば天地の正気 溌剌と希望は躍る 大八洲おゝ 清朗の 朝雲に聳ゆる富士の 姿こそ金甌無欠 揺ぎなき我が日本の 誇なれ思わず聴こえてきそうな、なんと雄々しい益荒男であろうか。一度ネットでお見かけしてから、是非この目で見てみたいと思っていた。会えて光栄。街宣車は税制上優遇され、ほとんど課税されない特種用途自動車(いわゆる8ナンバー、放送宣伝車という)として登録を受けていることが...

2017
22

あくる日の宮ヶ瀬ダム - ダムに沈んだ道路 -

貯水量が過去最低の57%になった宮ヶ瀬がニュースになったのは、記憶に新しいだろう。乾き切ったダムから現れた曾ての道路や標識。そこに人の営みの痕跡は殆ど消えてしまっていたが、確かにそこに、文明があった。身近なところで異世界感を感じる事の出来る景色。その後8月25日(金)、月に2回ある宮ヶ瀬ダム観光放流が行われた。観光放流の為だろうか、私が訪れた9月2日には水の量が見て明らかに増えていた。あ、でも。やっぱり異...

2017
30

ぽこっと見つけた謎の遺構。

曖昧模糊、謎深し此れは、一体。何だろう。戦跡のようだ。観測壕だろうか…?謎は深まった侭解決していない。友人曰く、飛行場とか演習場の付近にある「司令所跡」なのではないか、との事。...

2017
16

「都会の真空で、ぼくらは。」 2

冒険は、常にぼくらの隣にある。...

2017
10

「都会の真空で、ぼくらは。」

廃墟探索の、原点に近い、そんな感覚を覚えるある日。ひっそりとしたコンクリートの廃校があると昔から聞いていた。それは朝鮮学校の廃墟と聞いていたが、実際は朝鮮総連の教育研修機関だった。総聯の幹部、学習班を養成する学校として創立された。全寮制で外出は禁止、毎日のスケジュールは6時 :起床8時 :朝食9時~12時 :学科12時 :昼食13時~17時 :学科17時~18時 :総括18時 ...

2017
02

草むらのヒーローはそこにいる - Hero in grass -

夏休みも過ぎ去り、秋嚙み締める長月(しかし写真は何時ぞやの皐月)ある日ある時ある曜日、茨城の片田舎を走行中。国道123号線沿いにある草むらのヒーローたちに、ついでにと会いに行った。田舎には、こうした可愛らしい投棄物、遺棄物、放棄物…がそこそこある。私の地元にも、レトロで可愛い廃車が持ち主さんの土地内に放棄されていた。ウキウキと写真を撮ったら、その廃車の持ち主は親戚の友人だった。世界の狭さを感じる。...

2017
25

小雨の中の廃校 - Abandoned school in light rain -

細長く続く雨の日は、いつもの距離感をほんな少しだけ縮めてくれる、そんなドラマが生まれる気がする。勿論気がするだけで終わるものだけど。朝からしとしとと、長細く雨が降り続くような日だった。畑ばかりの片田舎に、そこは存在した。このまま畑に侵食されてしまうんじゃないだろうか。雨風の侵食は時と共に建築を蝕む。此処もこうして、残り続けていられるのは一つの奇跡なのではないだろうか。頭に触れそうなすれすれな高さで...

2017
28

忘れ里の廃校 - Abandoned school of forgotten places -

暑気悶々 瞬の避暑朝から三〇度を超える、猛烈夏日。山の奥だから下界より涼しい事を期待した私が馬鹿だった。密閉された(しかし所々に隙間のある)忘れられた空間は、文字通り蒸し風呂状態だった。暑い。暑すぎる。十万石って言ってる場合じゃない、気を抜くと死ぬやつだ。止め処なく汗が流れ落ちる。じんわりと、蒸される。でも、なんだろう、なんと言ったら良いか分からないけど、目を見据えた先の「瞬」の間に汗がすっと引く...

2017
21

8月15日は廃校の日。 - 緑の廃校 -

緑の廃校。と、呼ばれている場所はかねてから西に存在するが、東にも存在する。床が見事に苔むした、大きな木造校舎。白いワンピースを着た女の子と、望郷心を抱き北へ、東へ。雨水の浸食により屋根が腐り、床が腐り、一階はむんわりとした湿気で充ち満ちている。恵まれた偶発的環境により、苔生し美しい緑の絨毯が生まれた。ここまで見事な緑の絨毯はなかなかない。と、思う。二階は腐食こそ酷いものの日当りが良い晴れ空の下のせ...

2017
15