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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

地元の廃病院 - The Abandoned Hospital in My Home Town -

私の出身地は、小さな街だ。と言うと福島県内だとそんな事ないでしょ、と言われる時もある。県庁所在地ではあるが、何もない。本当に吃驚する程何もない。何もないけど、何もある。そうは信じたいものの、どうにも目を瞑りたくなる現実の方が多い気がしなくもない。廃病院からは、福島市のシンボル信夫山が見えた。私の通学路だった。物心付く前より馴染みしかない場所。いつ、何処で、何が、どう変わっていくのか。明日は常々見え...

2018
22

なんだこのB級スポットは…廃養蜂研究所 - The abandoned Beekeeping Research Institute in Japan ... It's lousy! -

所謂世界4大廃墟などと呼ばれる有名物件や大型廃墟、amazingでほにゃらら映えするスポットが持て囃されるのは何処の世界に限った事ではない。全体的に簡単であるもの、手軽であるもの、気軽であるもの、そういった物ものが持て囃され瞬発的話題により持て囃される。話題性は、必ずしも良い影響があるものとは言えない。(様々な意味で…。そうそうバズルジャは入れなくなりました…保存がこれより進むらしい。)難しくても持続性のあ...

2018
31

信号機の墓場 - The Abandoned Traffic Lights Boneyard in Japan -

去年の夏だったろうか。Twitterで話題となりずっと気になっていた場所があった。機会に恵まれ一年越しにそこへ訪れる事が出来た。信号機の墓場。…とは言うものの、実際は墓場ではなく、再利用を待つ「大事な財産」としてこの場所に保管されているものだ。「墓場」として有名になってしまった事は、些か不名誉な事だったのかもしれない。「もしかしたら、数年後はここの信号機がLEDのものになっているかもしれないね」と、友人。こ...

2018
26

背筋がヒヤリのペナント医院 - An Abandoned Clinic contributed to local medical care -

地域医療に貢献した、田舎の総合医院。小さいながらもモダンな医院建築の内部は、凝縮された空間に仕上がっていた。入院棟は別棟となっており、思いの外規模は大きかったようだ。薬立てクルクルが可愛らしい…正式名称は何と言うのだろう。糞便の標本は確か蝋製と聞いている。知人が子供の頃通っていた病院でこれを見た事があると言っていた。近隣には他にも廃医院があったが、残念ながら倉庫として使用されているようだった。地域...

2018
03

もうひとつの自然光の手術室 - A hospital where surgery was possible with natural light rather than electricity -

古い木造廃病院との出会いは、思いがけない事や物が多々ある。歴史にも記憶にも残らず時に埋もれ消えていく場所は思った以上に多いのだろう。入院棟の表記が堪らない。部屋に不可解な当時のものと思わしき落書きがあった。余りに、不可解だった。所謂様々な「性感異常」をまとめた医学関係の本だが、読んでいると真面目な事でもギャグのように感じてしまうその内容に釘付けとなってしまう。ホーロー製の……。一瞬鍋かとも思ったが形...

2018
23

S高原スキー場 - S Highland Ski Area -

霏霏蕭蕭 暴風進軍身近な場所でも、人は簡単に、きっと死ぬ。猛吹雪の中突き進み、あゝ、そういうもんだよな、と。晴れ渡る青空を期待した自分がバカだった。人間、暖かな春潰えぬ陽だまりの中ばかりでは、生を実感出来ないんだ。平和の先にあるものは、何よりも愚かな白痴の末路なのかもしれない。...

2018
02

廃仮面ライダー - The Abandoned Kamen Rider -

ある日ある時ある曜日。「廃仮面ライダーがいるよ」と聞いたので、気になって早速行ってみる事にした。…廃仮面ライダー?一面の、田舎の果てに。何か、いた。仮面ライダーだ…。近所の人がこの手の類の物が好きでガサガサ集めていたらしい…。隆々としていらっしゃる。足に、硬貨投入口が付いている。一体何が始まったのであろう。塗装も剥がれ、陽の光で色褪せ、風化しきった風体だが、それでも彼は立派なライダーだ。しかしそれよ...

2018
20

廃飛行機 - Abandoned plane that lost its wings -

翼を失いしヒーローは今。何故こんなところに、こんなものが?思わず疑問を投げかけずにはいられない。日本国内でこのような廃飛行機は恐らく少ないだろう。此処東北に貴重な一機があった事を有難く思う。...

2018
12

草むらのヒーローは今日も眠る 廃バス - Abandoned Country Bus -

田舎道を走らせ、山々を行き。こんもりと草木に隠れる廃バス在り。三菱ふそうのマークがなんとも可愛らしい。いすゞのマークのようなものだろうか…。個人の所有物として、なぜ廃車…廃バスがあるのだろうか。疑問に思ってはいたのだが、倉庫として使ったり、休憩所として使ったり、何かと使い道があるようだ。不思議。倉庫として使っていたがそのうち使わなくなり、完全放置しているうちに扉も錆付き開かなくなる個体も多いように見...

2017
27

極右草ヒロ流記 廃街宣車 - Abandoned Sound Trucks in Japan -

見よ 東海の 空明けて旭日高く 輝けば天地の正気 溌剌と希望は躍る 大八洲おゝ 清朗の 朝雲に聳ゆる富士の 姿こそ金甌無欠 揺ぎなき我が日本の 誇なれ思わず聴こえてきそうな、なんと雄々しい益荒男であろうか。一度ネットでお見かけしてから、是非この目で見てみたいと思っていた。会えて光栄。街宣車は税制上優遇され、ほとんど課税されない特種用途自動車(いわゆる8ナンバー、放送宣伝車という)として登録を受けていることが...

2017
22

あくる日の宮ヶ瀬ダム - ダムに沈んだ道路 -

貯水量が過去最低の57%になった宮ヶ瀬がニュースになったのは、記憶に新しいだろう。乾き切ったダムから現れた曾ての道路や標識。そこに人の営みの痕跡は殆ど消えてしまっていたが、確かにそこに、文明があった。身近なところで異世界感を感じる事の出来る景色。その後8月25日(金)、月に2回ある宮ヶ瀬ダム観光放流が行われた。観光放流の為だろうか、私が訪れた9月2日には水の量が見て明らかに増えていた。あ、でも。やっぱり異...

2017
30

ぽこっと見つけた謎の遺構。

曖昧模糊、謎深し此れは、一体。何だろう。戦跡のようだ。観測壕だろうか…?謎は深まった侭解決していない。友人曰く、飛行場とか演習場の付近にある「司令所跡」なのではないか、との事。...

2017
16

「都会の真空で、ぼくらは。」 2

冒険は、常にぼくらの隣にある。...

2017
10

「都会の真空で、ぼくらは。」

廃墟探索の、原点に近い、そんな感覚を覚えるある日。ひっそりとしたコンクリートの廃校があると昔から聞いていた。それは朝鮮学校の廃墟と聞いていたが、実際は朝鮮総連の教育研修機関だった。総聯の幹部、学習班を養成する学校として創立された。全寮制で外出は禁止、毎日のスケジュールは6時 :起床8時 :朝食9時~12時 :学科12時 :昼食13時~17時 :学科17時~18時 :総括18時 ...

2017
02

草むらのヒーローはそこにいる - Hero in grass -

夏休みも過ぎ去り、秋嚙み締める長月(しかし写真は何時ぞやの皐月)ある日ある時ある曜日、茨城の片田舎を走行中。国道123号線沿いにある草むらのヒーローたちに、ついでにと会いに行った。田舎には、こうした可愛らしい投棄物、遺棄物、放棄物…がそこそこある。私の地元にも、レトロで可愛い廃車が持ち主さんの土地内に放棄されていた。ウキウキと写真を撮ったら、その廃車の持ち主は親戚の友人だった。世界の狭さを感じる。...

2017
25

小雨の中の廃校 - Abandoned school in light rain -

細長く続く雨の日は、いつもの距離感をほんな少しだけ縮めてくれる、そんなドラマが生まれる気がする。勿論気がするだけで終わるものだけど。朝からしとしとと、長細く雨が降り続くような日だった。畑ばかりの片田舎に、そこは存在した。このまま畑に侵食されてしまうんじゃないだろうか。雨風の侵食は時と共に建築を蝕む。此処もこうして、残り続けていられるのは一つの奇跡なのではないだろうか。頭に触れそうなすれすれな高さで...

2017
28

忘れ里の廃校 - Abandoned school of forgotten places -

暑気悶々 瞬の避暑朝から三〇度を超える、猛烈夏日。山の奥だから下界より涼しい事を期待した私が馬鹿だった。密閉された(しかし所々に隙間のある)忘れられた空間は、文字通り蒸し風呂状態だった。暑い。暑すぎる。十万石って言ってる場合じゃない、気を抜くと死ぬやつだ。止め処なく汗が流れ落ちる。じんわりと、蒸される。でも、なんだろう、なんと言ったら良いか分からないけど、目を見据えた先の「瞬」の間に汗がすっと引く...

2017
21

8月15日は廃校の日。 - 緑の廃校 -

緑の廃校。と、呼ばれている場所はかねてから西に存在するが、東にも存在する。床が見事に苔むした、大きな木造校舎。白いワンピースを着た女の子と、望郷心を抱き北へ、東へ。雨水の浸食により屋根が腐り、床が腐り、一階はむんわりとした湿気で充ち満ちている。恵まれた偶発的環境により、苔生し美しい緑の絨毯が生まれた。ここまで見事な緑の絨毯はなかなかない。と、思う。二階は腐食こそ酷いものの日当りが良い晴れ空の下のせ...

2017
15

廃蟹と魑魅魍魎 海の聴こえる廃校 - Abandoned evil spirits of mountains and rivers school -

雲烟過眼否魑魅魍魎余韻嫋嫋海が聴こえる廃校。浪漫溢れるロケーションになる筈だった。生憎の怒涛の豪雨、荒れ狂う海に交通封鎖と為らぬか心配しかなかった。全くもって爽やかじゃない。ぬくもりある風情のある木造校舎。愛されてきたのだろう去りゆく人々の想いが綴られていた。しかし一番奥の方…そこだけは、異空間だった。明らかに、他と異なる空気。刺すような視線を背中にビシビシ感じる。背筋がぞわりとして、鳥肌が立つ。...

2017
31

リアルBIOHAZARD…? 不穏な空気漂う『バイオハザード研究所』…S工業

今から20年前。平成9年4月、動物用の血液製剤を作っていたBセンターが倒産し、同社に440頭の犬猫が置き去りにされた事件があった。Bセンター事件。血液研究の為に飼育している何百匹もの犬猫が、会社が倒産した為に生命の危機に晒されてしまったのだ。そんな事件があったとは、私は今まで知らなかった…。Bセンター施設の目的は、動物の血液採取と血液製剤の臨床実験だった。残された犬猫の中でも特にハスキーなどの大型犬が多かっ...

2017
04

詐欺寺→ブラ寺→そして伝説へ……?? 進化する廃墟・本覚寺 その3

…ブラ寺の記事を載せたら「下品!」とお母さんに説教される廃墟マニアは自分くらいしかいないような気がする今日です。本覚寺がまたも進化を遂げたという噂を聞いたので、ちょっと足を運んでみました。なんかすっきりしている…貼られていた筈のブラがない。代わりにあったのが…!?缶詰…?何やら、某廃病院から薬瓶を盗み出し、転売している人がいるらしい。その人物らしき者が晒されているようだ…2階。ブラが消えた。嘗ての張り...

2017
16

妊婦人形の廃病院

黙々淡々と、敬意を籠めて、撮り続ける。私にはそれしか出来ない。...

2017
09

詐欺寺→ブラ寺→そして伝説へ……?? 進化する廃墟・本覚寺 その2

さて、更に奥に進んでみましょうか…(あんまり行きたくないけども)。(→前回の本覚寺はこちら)わざわざ作って、出力して、こんな所にまで持ってきて貼るって、どんな気持ちなのだろう。同行者さんはずっとドン引きしっぱなしだ。何故か天井からどら焼きがぶら下がっている。どら焼きは2つぶら下がっているのだけど、それぞれ賞味期限が違う…アップデートに訪れた際、新たにぶら下げたのでしょう。ムカデ人間っぽいタッチ。そし...

2017
24

詐欺寺→ブラ寺→そして伝説へ…??? …進化する廃墟・本覚寺

初めての廃墟が、まさかブラ寺になろうとは。この日私は、同行者に一生もののトラウマを負わせたかもしれない。「廃墟に行ってみたい」好奇心旺盛な彼は言った。普段とても世話になっている、野望と将来に満ち溢れた好青年だ。年は私とそう変わらない筈だが、私よりずっとしっかりしていて、ずっと大人びて見える。心からイケメン。そう言いきれる男性も、なかなかいないだろう。「いいですよ」どうせなら。と、バラエティに富んだ...

2017
23

天鐵國色

皇鐡連緜 碧睛柳々...

2017
11

T水力発電所 2

萍水相逢。T水力発電所。インターネットの大海原でも殆ど情報のないこの場所。大正末期に造られた繊維産業関連の水力発電所らしい。(ふゅーりーさんのブログより)この地域は戦前、陸軍の飛行場があり工場等も多かった。小ぶりながらも妙に居心地が良く、ぼんやりと居座ってしまった。夏の季節は山蛭がいるらしいので軽く恐怖…。廃墟で様々な事はあったけど、未だに蛭は未体験。このままエンカウントせず平和に生きていきたい。...

2017
06

T水力発電所

山窮まり水尽く。あゝ、そういえばまだ足を運んでいない彼処は、今どうなっているのだろう。そんな好奇心を胸に、私は友人と共に川を越えた。水位の割には流れが強い。もしこれが1メートルあったなら。津波の事を想像してしまった。ウェーダーを使用する探索は何年振りだろう。最後に使ったのは東北で。紅葉がとても美しかったが大量のカメムシがいた。うっかりウェーダーに紛れ込んだ事に気がつかず東京までお持ち帰りしてしまっ...

2017
05

陶製手榴弾の墓場 - Abandoned ceramic grenade -

雑魚で在ろうと夢は見る。兵の背に、残そうぞ爪痕を。何年か前に、陶器製の手榴弾が大量に遺棄された場所がある、という話を聞き、写真を見た。そんな場所があるんだ。いつか機会があったら見に行こう。その機会が、先日漸くあった。近いようで遠い場所、遠いようで近い場所、というものは思いの外なかなか腰が上がらないものらしい。常々思う。川、というよりは湿地、というような…水量が多い時は多いらしい。一瞬貝塚の跡か何か…...

2017
01

花月園競輪場跡 参

自行车比赛衰落譚。そんなわけで、メリー・クリスマスです。今年もしかしたら、最後のブログ更新になるかもしれません。余力があればまた更新します…。そのまま良いお年をに突入しそうな勢いです。今年は、旧ソ連そしてやっぱり廃墟に染まりに染まり尽くした一年でした。来年もずっとどっぷりです、きっと。此処まで私を夢中にさせるなんて。視野が狭窄する程それしか見えない盲目の偏愛。今年も当ブログを拝見して頂き、誠に有難...

2016
25

花月園競輪場跡 弐

天のお皿に空を落としたような。今からでもすぐに、現役のトラックとして自転車を走らせられそうな。夜中、綺麗でだだっ広い其処で、ロクに見えもしない都会の星空を眺めた。生暖かい空気の初夏の匂いを感じながら、一晩中寝っころがり金平糖の数を数えた。「前に君が”都会の真空地帯”って言ったけど、まさに、こういう事を言うのかな」...

2016
21