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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

ゴリのジョージア料理レストラン - Georgian restaurant in Gori -

一見そこは、民家のように見える。ジョージアの何処にでもありそうな地方都市の一角。しかしそこは、レストランだった。外観から中が想像出来ない。そんな場所がジョージアには沢山ある。瑞々しいトマトのサラダ。ワインはジョージアの魂よ、と、下戸なのに結構飲まされた。しかし不思議とこの日は酔わなかった。とても美味しいワインだった。可愛い壺に入った豆の煮込み料理。名はロビオという。金時豆(キドニービーンズ)を使っ...

2022
11

旧ソ連の廃墟と化した宇宙構造研究所 - Abandoned Institute of Space Structures of Georgia -

旧ソ連の宇宙開発関連の廃墟といえば、バイコヌール宇宙基地の廃墟が代表的な物かもしれない。しかしそれ以外にも宇宙開発関連の廃墟は存在する。畑ばかりが広がる田舎町にポツンと。放棄されてから2017年迄管理されていたが、音楽祭(野外フェス)の会場となり2年は続いたようだ…が、財政的及び法的な問題があった為それ以降は再び放棄される事となった。グルジアの宇宙飛行士は今まで宇宙へ飛んだ事がなく、国は宇宙船も作ってい...

2022
16

旧ソ連のアンテナフィールドと軍事都市跡 - Abandoned Soviet-era Antenna Field & Abandoned Military Area in Georgia -

旧ソ連の嘗ての軍事都市を目指し、私は朝一番で走り抜いていた。都市の入り口に雄々しい石像。居住区部分には今も人が住んでいるので完全放棄ではないようだ。恐らく管理業務を民間に委託しているのだろう。近所の農夫が兼務しているようだった。そして彼は全くフレンドリーではない。それでも旧ソ連の痕跡の上澄を啜るが如くこの目に焼き付ける事が出来たので、良い。この勝利という名の軍事都市は、1943年3月ロシア連邦軍参謀本...

2022
04

ライクパークの廃ミュージカルシアター&展示ホール - Rhike Park, Music Theatre and Exhibition Hall in Tbilisi -

ジョージアの首都トビリシの中心部を散歩していると「あれはなんだ…?」と目に留まる建築物を数多く見かける。ライクパークの廃ミュージカルシアター&展示ホールもそのひとつだろう。滞在先より徒歩10分。橋の上より夜明け直後のその建造物。ジョージアに訪れた最初の頃は、折角美しい街並みにどうして対照的な変な建造物を造るのだろう…と思っていたが、数年後にはその変な建造物の虜になっていた…。ライクパークは広い。早朝から...

2022
22

ソビエト時代のスポーツ複合施設跡“ラグーナ・ヴィア” - The Soviet-era Laguna Vere (sports) complex in Tbilisi -

ジョージアという国は魅惑の国だ。何度訪れてもやっぱり楽しい。3回目のトビリシへの訪問時、廃墟になったプールがあるという話しを聞き行ってみたくなった。外観の美しいモザイクアート。ジョージアにはこのようなソビエト・モザイクが数多く残っている。見ての通り、完全に廃墟という訳ではない。ソビエト時代に造られたラグーナ・ヴィア複合施設は、5,500人の観客を収容出来る屋外プール、ジムとサウナ、陸上競技場、オフィス、...

2022
07

グルジア・スヴァネティ地方の墓地を行く

スヴァネティ地方に限った話ではないのだが、グルジア、そしてコーカサス全土において、墓石に個人の顔や立ち姿を彫った墓が非常に多い。それが一般的な墓のようだ。初めて見た時はちょっと驚いた。夫婦2人の墓の場合、どちらかが先にお亡くなりになったら、墓石の半分が空いている。勇ましきコサック。墓の向こうに、復讐の塔。スヴァネティ地方の醍醐味だろう。屋根の下にある墓はお金持ちの方の墓だろうか。この墓地の一番奥に...

2017
03

グルジアの餃子・ヒンカリの美味しさに感動した夜。 +草むらのヒーロー。

一期一会、廃軀を湛え。素敵な草むらのヒーローを横目に、私は山奥から首都トビリシへと向かっていた。狭い乗り合いバスに限界まで乗客を押し込み、足の痺れを覚えながら7時間ほどの行程。腹も減ったので、適当にグルジア料理を食せるレストランを探す。が、ピザやジャンクフードは見かけるも正統派グルジア料理の店はなかなか見つからない。ここかな?と思い入った店は、看板は褪色し営業中か否かもよく分からない地下のレストラ...

2017
10

+ Tower of revenge + 復讐の塔が建つ村・メスティア 3

20世紀初頭迄続いた血腥い風習は過去の遺産。復讐の塔は今日も明日も穏やかに、町を見下ろす。町の至る所で豚、牛などの家畜が自由に闊歩し、自由に昼寝している。当初の天気予報では微妙な空模様だったようだが、すっかりと晴れ渡り気持ちの良い1日だった。そしてこの町もまた。飯が美味い事この上ない。手前はチーズとジャガイモのマッシュを混ぜ合わせたような食べ物。全力の高カロリーを感じる。フランス料理のアリゴのよう...

2016
20

+ Tower of revenge + 復讐の塔が建つ村・メスティア 2

9世紀から12世紀に建てられたという“復讐の塔”。スヴァネティ地方特有の、血腥い氏族間の復讐制度、“血の掟”。自分又は家族や親戚の一員が危害や侮辱などを受けた場合、殺害された場合。必ず相手又はその家族や親戚の一員に復讐を果たす。というものだ。目には目を、とは言ったものだが家族にまで復讐をするというのだから堪ったものではない。その復讐の的となった者達が籠城する為にあるのが、“復讐の塔”なのだ。塔の中部には、...

2016
19

+ Tower of revenge + 復讐の塔が建つ村・メスティア

グルジア、スヴァネティ地方。3000m級から5000m級の山々に囲まれているスヴァネティは、ヨーロッパの定住地域では最も海抜標高が高い。カフカース山脈の最高10峰のうち4つがこの地方に存在している為、深い峡谷に分けられた地域である。コーカサスは山を越えれば民族が変わると言われる所以。ズグディディという町から山を越え谷を越える事約4時間。山深きメスティアという町へ着いた。宿を取っていなかったのでドライバーにいい...

2016
18

トビリシの街角で

山を越え谷を越え空を越え。トビリシの地に足をつけた時、それは現実味のない現実だった。それまでが、ファンタジー過ぎたんだ。ようやく人間が普通に行き交い、歩き、進む、現実に戻ってきたんだ。初っ端からあからさまなアジア人差別を連続で受け、そんな事をぼんやりと思っていた。今迄そんな事一度もなかったものだから、少々驚きつつも様々な人種が交わる街だものそんな事もあるよなぁと適当に流していた。「キタイ、キタイ」...

2016
18

グルジア・トビリシのアバノトゥバニの個室浴場で、垢擦りレディにゴシゴシされた時のお話

ジョージア。グルジアという名前の方が絶対かっこいいと思う旧ソ連の国のひとつ。漢字表記には、具琉耳(「グルジア」に由来)と喬治亜(「ジョージア」に由来)がある。漢字表記はいつだってドキドキしかしない。トビリシにはアバノトゥバニと呼ばれるたくさんの浴場があり、気軽に温泉が楽しめます。アバノとはジョージア(グルジア)語で蒸し風呂のことをさしますが、浴槽での入浴が主体です。ソ連圏で浴場に行けるとは思わなか...

2016
14