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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

トビリシの蚤の市とソビエト建築、黒いハチャプリ - Tbilisi flea market and soviet architecture, black khachapuri in Georgia -

ドライブリッジ蚤の市。土曜日に訪れたが平日でもやっているとの事。まずはいつものお買い物から。値段は特別安いという感じではなかった。観光客相手だからかもしれないが。ジョージアにもそろばんがあるのだなと妙に感心した。ちなみにこの時見つけたもので一番刺さったのはソビエト時代のパスポートだった。この手のソビエト時代の骨董品などが好きな友人への手土産にと購入したが、縁もゆかりもない人間のパスポートなど何処か...

2023
05

トビリシ建築散歩 - Tbilisi Architecture Walk in Georgia -

小高い場所から見下ろすライクパーク。トビリシのシンボル平和の橋(Bridge of Peace)の存在感が際立つ。ジョージア内では過去と未来が交錯する不思議な建築光景を各地で見る事が出来る。ライクパーク近く、印象的なガラス張りの公共サービスホール(Public Service Hall)。花びらのような11 枚の屋根が設置されているが個人的には未来のクラゲみたいだなぁと思った。政府庁舎とカフェが入っているので、一度くらい利用してみて...

2023
16

ジョージアの首都トビリシで美味しい食堂訪問 - Delicious food in Georgia -

トビリシ滞在最終日に訪れた食堂のお話し。長く深い地下鉄とも暫くさよならか…と思うと寂しくなった。私がジョージアへ初めて訪れた時は、他の場所での悪天候により訪問が遅れ思うように見て回る事が出来なかった。2回目も3回目もバタバタしていたので首都トビリシはあまり見る事が出来ず、4回目の訪問にして漸くじっくり見て回る事が出来た。5回目の訪問もそう遠くないうちにと願う。この時訪れたラチャ。ドゥカニと呼ばれる大衆...

2023
11

ツミンダ・サメバ大聖堂とジョージアの不思議なレモネード - Tsminda Sameba Cathedral & Georgia's Mysterious Lemonade -

ツミンダ・サメバ大聖堂。アヴラバリの高台に立つジョージア正教会総本山。メトロの駅から少々歩く。デザインは公募で決まったという高さ約87mの巨大な教会。私が用があったのは同境内にあるラギゼ・ウオーターだ。ここでどうしてもレモネードが飲んでみたかったのだ。ジョージアのレモネードは不思議だ。1887年ミトロパネ・ラギゼにより考案されて依頼人々に愛され続けている。そのフレーバーはレモンだけではなくエストラゴン(...

2023
06

トビリシの廃線跡 - Abandoned Railroad Tracks in Tbilisi -

トビリシの街を散歩している時、ふと建物と建物の隙間が気になった。「これは…廃線跡?」折角なので進める所まで進んでみよう。ゴミが捨てられ草が踏みしめられた様子を見ると日常的に近隣住人が通り道にしているのかな。こうした廃線跡散歩は川越の西武安比奈線跡を追いかけて歩いた時以来かもしれない。左側が工場で、右側が様々な施設やアパートがあるようなエリアだろうか。レバーを動かしたくなる衝動。年季は入っているが現...

2023
07

ジョージアの新年の祝い - A Happy New Year in Georgia -

雪山で地獄を見た翌日、何事もなかったかのように首都トビリシで迎える穏やかな朝。地下鉄の駅から徒歩10分、住宅密集地ではあるが敷地は広く高低差があり、建物も庭もゆったりとしている。一般住宅の敷地内にある離れがホテルとなっており、長期滞在の出稼ぎの若者も住んでいた。この日はオーナー一家のご厚意で親族で行なう新年の食事会へ連れて行って頂ける事になった。トビリシの端の端、こんな街があるのかと初めて足を踏み入...

2023
16

アナクリアの退廃的光景 - The decadent landscape of Anaklia in Georgia -

正月明けのリゾート地、余りに寒々しい黒海に面したジョージア西部。夜明けも遅く、ゆっくりゆっくり日が登る。アブハジア国境が目前のこの地へ、いつかは行こうと思っていた。リゾート地…とは言っても、それは名ばかりであり。2010年、アナクリアはリゾート開発を急速に開始した。しかし2012年の政権交代後それは忘却の彼方へ…2016年には深海港の建設が始まりアナクリアの投資と雇用、地政学的な突破口が期待されたがそれも2020年...

2022
12

ゴリのジョージア料理レストラン - Georgian restaurant in Gori -

一見そこは、民家のように見える。ジョージアの何処にでもありそうな地方都市の一角。しかしそこは、レストランだった。外観から中が想像出来ない。そんな場所がジョージアには沢山ある。瑞々しいトマトのサラダ。ワインはジョージアの魂よ、と、下戸なのに結構飲まされた。しかし不思議とこの日は酔わなかった。とても美味しいワインだった。可愛い壺に入った豆の煮込み料理。名はロビオという。金時豆(キドニービーンズ)を使っ...

2022
11

旧ソ連の廃墟と化した宇宙構造研究所 - Abandoned Institute of Space Structures of Georgia -

旧ソ連の宇宙開発関連の廃墟といえば、バイコヌール宇宙基地の廃墟が代表的な物かもしれない。しかしそれ以外にも宇宙開発関連の廃墟は存在する。畑ばかりが広がる田舎町にポツンと。放棄されてから2017年迄管理されていたが、音楽祭(野外フェス)の会場となり2年は続いたようだ…が、財政的及び法的な問題があった為それ以降は再び放棄される事となった。グルジアの宇宙飛行士は今まで宇宙へ飛んだ事がなく、国は宇宙船も作ってい...

2022
16

旧ソ連のアンテナフィールドと軍事都市跡 - Abandoned Soviet-era Antenna Field & Abandoned Military Area in Georgia -

旧ソ連の嘗ての軍事都市を目指し、私は朝一番で走り抜いていた。都市の入り口に雄々しい石像。居住区部分には今も人が住んでいるので完全放棄ではないようだ。恐らく管理業務を民間に委託しているのだろう。近所の農夫が兼務しているようだった。そして彼は全くフレンドリーではない。それでも旧ソ連の痕跡の上澄を啜るが如くこの目に焼き付ける事が出来たので、良い。この勝利という名の軍事都市は、1943年3月ロシア連邦軍参謀本...

2022
04

ライクパークの廃ミュージカルシアター&展示ホール - Rhike Park, Music Theatre and Exhibition Hall in Tbilisi -

ジョージアの首都トビリシの中心部を散歩していると「あれはなんだ…?」と目に留まる建築物を数多く見かける。ライクパークの廃ミュージカルシアター&展示ホールもそのひとつだろう。滞在先より徒歩10分。橋の上より夜明け直後のその建造物。ジョージアに訪れた最初の頃は、折角美しい街並みにどうして対照的な変な建造物を造るのだろう…と思っていたが、数年後にはその変な建造物の虜になっていた…。ライクパークは広い。早朝から...

2022
22

ソビエト時代のスポーツ複合施設跡“ラグーナ・ヴィア” - The Soviet-era Laguna Vere (sports) complex in Tbilisi -

ジョージアという国は魅惑の国だ。何度訪れてもやっぱり楽しい。3回目のトビリシへの訪問時、廃墟になったプールがあるという話しを聞き行ってみたくなった。外観の美しいモザイクアート。ジョージアにはこのようなソビエト・モザイクが数多く残っている。見ての通り、完全に廃墟という訳ではない。ソビエト時代に造られたラグーナ・ヴィア複合施設は、5,500人の観客を収容出来る屋外プール、ジムとサウナ、陸上競技場、オフィス、...

2022
07

グルジア・スヴァネティ地方の墓地を行く

スヴァネティ地方に限った話ではないのだが、グルジア、そしてコーカサス全土において、墓石に個人の顔や立ち姿を彫った墓が非常に多い。それが一般的な墓のようだ。初めて見た時はちょっと驚いた。夫婦2人の墓の場合、どちらかが先にお亡くなりになったら、墓石の半分が空いている。勇ましきコサック。墓の向こうに、復讐の塔。スヴァネティ地方の醍醐味だろう。屋根の下にある墓はお金持ちの方の墓だろうか。この墓地の一番奥に...

2017
03

グルジアの餃子・ヒンカリの美味しさに感動した夜。 +草むらのヒーロー。

一期一会、廃軀を湛え。素敵な草むらのヒーローを横目に、私は山奥から首都トビリシへと向かっていた。狭い乗り合いバスに限界まで乗客を押し込み、足の痺れを覚えながら7時間ほどの行程。腹も減ったので、適当にグルジア料理を食せるレストランを探す。が、ピザやジャンクフードは見かけるも正統派グルジア料理の店はなかなか見つからない。ここかな?と思い入った店は、看板は褪色し営業中か否かもよく分からない地下のレストラ...

2017
10

+ Tower of revenge + 復讐の塔が建つ村・メスティア 3

20世紀初頭迄続いた血腥い風習は過去の遺産。復讐の塔は今日も明日も穏やかに、町を見下ろす。町の至る所で豚、牛などの家畜が自由に闊歩し、自由に昼寝している。当初の天気予報では微妙な空模様だったようだが、すっかりと晴れ渡り気持ちの良い1日だった。そしてこの町もまた。飯が美味い事この上ない。手前はチーズとジャガイモのマッシュを混ぜ合わせたような食べ物。全力の高カロリーを感じる。フランス料理のアリゴのよう...

2016
20

+ Tower of revenge + 復讐の塔が建つ村・メスティア 2

9世紀から12世紀に建てられたという“復讐の塔”。スヴァネティ地方特有の、血腥い氏族間の復讐制度、“血の掟”。自分又は家族や親戚の一員が危害や侮辱などを受けた場合、殺害された場合。必ず相手又はその家族や親戚の一員に復讐を果たす。というものだ。目には目を、とは言ったものだが家族にまで復讐をするというのだから堪ったものではない。その復讐の的となった者達が籠城する為にあるのが、“復讐の塔”なのだ。塔の中部には、...

2016
19

+ Tower of revenge + 復讐の塔が建つ村・メスティア

グルジア、スヴァネティ地方。3000m級から5000m級の山々に囲まれているスヴァネティは、ヨーロッパの定住地域では最も海抜標高が高い。カフカース山脈の最高10峰のうち4つがこの地方に存在している為、深い峡谷に分けられた地域である。コーカサスは山を越えれば民族が変わると言われる所以。ズグディディという町から山を越え谷を越える事約4時間。山深きメスティアという町へ着いた。宿を取っていなかったのでドライバーにいい...

2016
18

トビリシの街角で

山を越え谷を越え空を越え。トビリシの地に足をつけた時、それは現実味のない現実だった。それまでが、ファンタジー過ぎたんだ。ようやく人間が普通に行き交い、歩き、進む、現実に戻ってきたんだ。初っ端からあからさまなアジア人差別を連続で受け、そんな事をぼんやりと思っていた。今迄そんな事一度もなかったものだから、少々驚きつつも様々な人種が交わる街だものそんな事もあるよなぁと適当に流していた。「キタイ、キタイ」...

2016
18

グルジア・トビリシのアバノトゥバニの個室浴場で、垢擦りレディにゴシゴシされた時のお話

ジョージア。グルジアという名前の方が絶対かっこいいと思う旧ソ連の国のひとつ。漢字表記には、具琉耳(「グルジア」に由来)と喬治亜(「ジョージア」に由来)がある。漢字表記はいつだってドキドキしかしない。トビリシにはアバノトゥバニと呼ばれるたくさんの浴場があり、気軽に温泉が楽しめます。アバノとはジョージア(グルジア)語で蒸し風呂のことをさしますが、浴槽での入浴が主体です。ソ連圏で浴場に行けるとは思わなか...

2016
14