モンテネグロのスポメニック『スポメンの家』 - Spomen Dom in Montenegro -
写真集『旧共産遺産』の没スポメニックでもあるこちら、モンテネグロのスポメニック。名は『スポメンの家』という。バスを降り通りを歩いていると何やら建造物が。これがスポメンの家である。この角度から見ると、スポメニック感があまりない。入り口正面。コラシン市庁舎または文化センターとも呼ばれるスポメンの家は、モンテネグロのコラシンに位置するスポメニック複合施設である。1943年のモンテネグロ及びボカ人民解放国家反...
クロアチアからモンテネグロ、そしてボスニアへ国境越えした時の思い出の断片 - Fragments of memories of Croatia, Montenegro & Bosnia -
その日、私はクロアチアから陸路でモンテネグロ入りを果たしていた。クロアチアは縦長の国だ。故に南北の移動となると走行距離がなかなか辛い事になる。クロアチアからモンテネグロの国境へ辿り着き、さぁいざパスポートチェックだ…と思ったら。「クロアチア側でガソリン代払い忘れているみたいだよ」…?!どうやらガソリンスタンドの店員が、支払いの際一緒に買ったサンドイッチと飲み物だけの会計にしてしまい、肝心のガソリン代...
忘れらかけた第二次世界大戦の記念碑・フォークモニュメント - The Monument to Hanged Patriots -
モンテネグロ首都ポドゴリツァ郊外の小さな村に、そのフォークは佇み続ける。うっかり通り過ぎてしまいそうなこの小さなモニュメント。しかし唯一無二の存在感を放つフォルムを湛えている。この近辺の村はかつてイタリア軍の支配下に置かれていた。しかし1943年、ドイツ軍が取って代わりその地域を支配した。イタリアと比べものにならない程残忍非道の限りを尽くすドイツ軍は地元住人を大量に処刑した。パルチザンに対する報復とし...