初めて足を踏み入れた廃墟、軍艦島 - Battleship Island -
自分が初めて足を踏み入れた廃墟、それは軍艦島だった。50mmの単焦点レンズを装着したフィルムカメラを片手に乗り込んだそこは、初めて触れる世界だった。限られた短い時間の中、無我夢中でシャッターを切った。島の歴史などは、他に詳しい資料やサイトがあるので割愛する。私なんかよりずっと昔から、それこそ子供の頃から軍艦島を秘密基地のように、遊び場としていた人たちもいる。ずっと昔から記録として写真を残してきた人たち...
始まりの場所———軍艦島、憙。番外編。
何もまだ知らなかった、あの頃。と、云うたらとても大袈裟なのですが。廃墟についてまだなんもだった頃、と云うか、初めての廃墟撮影・軍艦島。…今思えば、本当贅沢なデビュー戦だよなぁ(笑その時、2日間世話になった、オヤジ。宿の、オヤジ。超、いい奴。宿にわさっと、ワンダージャパンが置いてある。わかっていらっしゃる。久々に会ったら、すっかり忘れられていた(笑またゆくよー。続。...
始まりの場所———軍艦島、伍。ありがとう、小島さん。
まさか。まさかこんなところで、再会するとは思っていなかった。小島さん。たった一度しかお会いした事なかった。もう一度、お会いしたかった…。ありがとう、小島さん。続。...
始まりの場所———軍艦島、壱。
2007年11月。ひょんな事から降り立った軍艦島。それをキッカケに、撮り始めた廃墟。ここは、自分にとっての、始まりの場所でもあります。死に場所と思い出を探す旅が、まさか生きる理由と意味を見つけ出すものになろうとは。人間、どう転ぶか分からないものです。時間は進みはするけど戻りやしない。思い出はいつだって優しいが、何も解決等してやくれない。前置きはさておき、ぽつら、ぽつら、始まりの場所の情景、載せてゆきます...
軍艦島・其の九
去年行きました軍艦島の写真、まだアップし忘れがありましたので…この辺は、色々あり急いで戻らなくてはならなくなり走って駆け抜けたので写真を撮れませんでした。残念。当ハマっていたものが、ターンエーガンダムでして(ハマるの遅いとか云わないであげて…)、月の繭と云う曲にえらくリンクしてしまい、それを聴くとどうしても軍艦島ばかりを思い出してしまいます。朝焼けを迎えた事とか。嗚呼もうだめぇ(悶絶別れのときが、寂...
軍艦島・其の八
アップし忘れていたモノモノ。丁度1年前か…懐かしい。と云うか、もう、1年…早いな。…なんか、ここに写っているトイレは、実際使っている人が未だにいるとかいないとか。。続きます。赤目四十八瀧心中未遂と云う、大好きな邦画があるのですが。そのサントラを聴いていると妙にしっくりくる部分があると言うか、ナンと云うか。うん。ちょっと聴き入って世界に入ってしまう…赤目四十八瀧心中未遂の舞台尼崎にも、廃墟がありました。超...
軍艦島(普通のデジカメにて)其の弐
この薬瓶の山には、流石に驚きました…見晴らしのいい丘。その昔隠れキリシタンたちの集った教会近く。軍艦島を一望できた(けどデジカメの写真はちゃんと写ってないな。。居住区、学校、病院、公園、映画館、銭湯。なんでもあったその場所は、廃墟となった今も多くの人の気配がする。残留思念が強い。驚く程静かで、波の音も聴こえないシンとした清楚な空気なんだけど、今にも、走り回る子供達が、飛び出してきそうな…・・・ 不思...
軍艦島・デジカメにて
去年行った軍艦島。一眼ではなく普通のデジカメで撮影したものを、まだアップしていなかったので、今更だけどアップしてみる。朝焼けは残酷だ。故に、美しい。...
軍艦島を掘り返す。
再び写真を載せてゆきます。嗚呼恋い焦がれる。何度想いを馳せても飽きる事がない。九州には、紅葉と云うものが基本ないらしい。秋の暮れだと云うのに葉が青々としているので正直驚いた。暖かかった。本当に草がすごくて…生い茂りまくり……行く手を阻みます。本当、ダンジョン。過去は、優しいから好きなんだな。何だか途方に暮れて最近は消費に走りまくっています割と。頭が詰まっちゃっている。仕事のせいもあり。ああ、これから...
軍艦島・伍
今のモノモノに、まぁ執着しているとはしているけれど、本質的な部分では、きっと執着なんてしていない。消えゆくものこそ真に美しい。そう云った意味では、「今」も時間が経てば過去になって、消えゆくものへとなっていくのだけど。退廃の美。人の夢は儚い。もしもの話し。恋人と呼べる男が子供が欲しいと云った時、自分はそれに答える事なんて出来ないと思う。充足的未来なんて作りたくないんだ。刹那の連なりを抱いて灰になりた...
軍艦島・四
廃墟に興味をちらりと抱いたのは高校の頃。廃墟の写真集を初めて買ったのは5年前。廃墟に逝くようになったのは4ヶ月程前。ええ、まだまだなんです。朽ちたシーソー。ここも歩いたんだよなぁ… 瓦礫の山。時として廃墟には意図的な残留物がある。絵になっているんだよなー。うん。建物と建物を繋ぐ脆い橋。残留思念が、強い。...
軍艦島・参
白黒アグファで撮影したものです。友人に云われた事。白黒で撮ると、現在が、過去になるね、と。カラーだと、現在が現在なままだから、いいね、と。過去はありがちだけど、現在の軍艦島はよひかな的アレなお話をしつつ。色で、対話する。なんだか雰囲気が、旧校舎みたいな懐かしい気持ちになる。居住区。言い尽くせぬ、壮大さ、なんだよなぁ。なんとなく天空城を連想させられる。しぼりを変えたよ。しずみゆきたい。天に恋焦がれる...
軍艦島・貳
お社へと続く道…草ばっか…建築物を浸食するかのように草木がはえる。お社。ずっとずっと、建ち続けて。この島を見守ってきたのだろう。割とお供え物が新しい。九龍城やマナの聖域や、RPGのダンジョンなどなど彷彿連想させますね。いつかは消え行くからこそ、美しいのです。...
軍艦島
秋晴れの空。夕刻にさしかかり。生まれて初めて、ひとりで飛行機に乗った。生まれて初めての羽田空港。…京浜工業地帯、萠ますね(爆場所は変わりまして。渡航中…!!!!!!!!!1111ららるーー ららるーーーーまだまだ続くよ…ピントを合わせるのも忘れた、空気のざわめきの中。数限りない静寂。もう。やばすぎる。大きすぎて。...