SATIAN/39 -廃墟の影片-

廃墟/旧ソ連/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル写真ブログ。

ト或鉱山・再来/九

お納めするのは感謝の気持ちと畏怖の心しか無いかもしれませぬが其れでも有り難う御座いましたをもいもいにお籠め致しまする。明日は明日の風が吹く。風そよぐ音は、いつの季節も、哀しい。にほんブログ村...

2010
08

ト或鉱山・再来/八

ただいまとおかえりなさいの紙一重に水鏡の八方美人どうやらただいまのようだよ次でおしまいだよ。にほんブログ村...

2010
05

ト或鉱山・再来/七

地を這い空を見上げ馳せる何かの答えすら知らぬ侭衝動は突き抜けそして飛び越える彼の握る鉛筆は4Bだった。彼の筆圧は頬を撫でる風より優しかった。続。...

2010
10

ト或鉱山・再来/六

絶望ポリアセター工場優しく差し込む柔らかな朝日ですら絶望限りなく粘膜肢体にモレキュラーシーブ焼ける叫び届かず消える最期にみゆる景色は無機質硬膜から溶ける視界に無念シュレム官にファッキンピーナッツ詰めときゃよかったホワイトボール絶望ポリアセター工場過去に掴んだ鉛筆は何処挽肉に混ぜた玉葱の臭いドブに落ちた聖者の王冠不死身のエースを信じるフレデリカ土を舐めるも光を捨てないアナスタシア絶望すら快楽のエカチ...

2010
09

ト或鉱山・再来/伍

ただいま、のいらない家に帰るようになったのは、いつごろから、だろうか。窓から覗くたんび、悲しくなるんだ。悲しむだけなら、ただだもの。続きます。...

2010
08

ト或鉱山・再来/四

もう戻れない全ては歪曲の彼方 過去の明日へ明日の過去へ床に這うかたわ少女 手には土 血に柊 棘巡る頭に届く天井と 天井に届かない頭溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶解容喙溶...

2010
05

ト或鉱山・再来/参

所詮自らを取り囲む世界など、「そんなもの」、だ。当たり前は、当たり前のように足下から崩れ去る。明日が明日の侭続くとは限らない。歪曲の序章はたった一粒の種、たった1mmの傷、たったの一言に大義に名分。理由など何でも、知らないだけで誰でも良いのです。融点53℃沸点174℃常温昇華に見えぬ雲へ叫ぶ。続続続続続続...

2010
03

ト或鉱山・再来/弐

地を這う虫は空を見上げない。其の術すら知る由も無いから。地を這う虫は光を抱かない。其の光すら知る由も無いから。地を這う虫は先を望まない。其の先に見出す術を知る由も無いから。地を這う虫は唯一肉桂の有平を好んだ。口の中で溶けると、少しでも黒い穴が埋まる気がしたからだ。地を這う虫は埃を舐める。地を這う虫は土を舐め硝子に傷つき赤黒く乾涸らびそして死ぬ。続。...

2010
02

ト或鉱山・再来/壱

懐疑に泳ぐ、猫には尻尾が無い。其の猫を見て道行く人は可哀想と言う。其の猫は、左右非対称の眸色だ。其の猫を見て道行く人は綺麗と言う。片の此の緋は、心無い故の傷痕だ。猫は、大人になれない。其の猫を人は可愛いと云う。此の躯は飢餓の代償にすぎない。虚ろ眼に鏡映りの嘘、懐疑に泳ぐ日常に、猫は咽を低く鳴らす。鉛筆を握る灰音の森に、劫と啼こう。続きます。...

2010
01

ト或廃墟/其ノ弐

闇の中で聴いた声は乾いた洞穴のようだった足の小指を切り取られ苔生した冷たい地面に横たえられ与えられ続けたのは一欠片のカマンベールチーズとふんわりとしたシフォンケーキアールグレイがふくよかに口中に広がる母の手料理も西洋の甘味も口にした事の無い私は形の無い「彼」に奇妙な感謝を覚えたお気に入りはオレンジ・ペコー必ずフレッシュサマーオレンジを添えて出されたそれは冷え切った身体を芯から温めた何より、タンクか...

2009
20

ト或廃墟/其ノ壱

駆け上がるは衝動、登り上がるは鼓動、野を馳せる足は天軽く孤高のピッチカート空蝉の啼く現は、一条の闇此処は、ト或廃墟。叫び一つ届かぬ暗闇の実験正義は所詮大義名分硝子にこびり付いた黄昏の惨劇雨水すら錆つき心は忘却耳に障る水音は痛みを削る浅黄の爪を剥ぐエナメルの金切り声四肢を絶つ焼き付ける刻印砂の音を聞いた、風の音を聞いた、鼓動の音と、共に、血が頬を伝った、回り灯籠の影絵は、彼女の――――――――――思い出せない...

2009
16