SATIAN/39 -廃墟の影片-

廃墟/旧ソ連/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル写真ブログ。

遺言 2

妄信的に信じたその言葉は、その小さなささくれのような疑問から時間を掛けて、矧がれ落ちる。嘘ではない、ただ、虚飾であっただけなんだ。...

2013
31

遺言 1

きっかけは、何だったのだろう。何て事もない、瑣末な事だったと思う。始まりなんてものは、大体が、そんなものだ。その小さな躓きが、時間の経過と共に波紋のように、次第に大きくなりしまいに津波のように押し寄せようとは、誰もがその時は、考えもしない。当たり前、だけど。...

2013
30

Now Here

そろそろただいま黄色い蝶々...

2013
27

□□□□ #037

遅咲きの桜の頃縁日に行けるかな、かな、無理言う迄も無く季節は花見行く先々に彩る縁日。折角一眼レフ持ってるのになんで使わないの。おっさんはiPadでパシパシ写真を撮っていた。俺にはこれが一番しっくりくるんだ。iPhoneなら分かるけど、でっかいからそれ、使いにくそう。手に取った時なじむ感覚がある、その直感には従うべきなんだよ。大きなりんご飴を買ってもらった。大好きなりんご飴をさて食べるぞと意気込み袋から出し一...

2013
24

鐵の勿忘形見 弍

鐵道懐古今は遠く郷愁を謳う[ 合掌 ]...

2013
22

鐵の勿忘形見 弌

いつでも帰って来れる場所があるのは、いいことだよ。[ 続 ]...

2013
21

海の彼方へ 4

溘焉たる死は畢生の続きに過ぎない[ 〆 ]...

2013
18

海の彼方へ 3

絡む指がある限り、抜け殻と知らず不愍に縋る[ 続 ]...

2013
17

海の彼方へ 2

誰かが疵衝き伤付いても遠過ぎて聞こえない瘡痕は勿忘の儘残存する[ 続 ]...

2013
16

海の彼方へ 1

傷痕は翼へと昇華する[ 続 ]...

2013
15

斜陽の頃 七

翌日の放課後。Rちゃん、Sちゃん、そして勇気ある(野次馬心・怖いもの見たさ・ノリ)数名のクラスメイトで、ボイラー室へと向かった。3枚の写真と、恐らく自宅にストックしてあったと思われる“普通の”塩を持って…写真は、ボイラー室脇の砂利に埋めた。塩を撒いて、Rちゃんが言う通り「ごめんなさい」と手を合わせた。手を合わせ、目を瞑る。沈黙。と。「キャーーーーー!!」突然、誰かが叫んだ。目を開ける、誰かが走り去る、皆...

2013
12

斜陽の頃 六

[ 続 ]「ねぇ」ミステリー新聞がはがされたその日、Rちゃんに話しかけられた。「ああ、新聞、残念だったね。面白かったのに。皆も残念がってたよ」「その新聞なんだけど」後ろから、Sちゃんも口を開く。「写真…、どうしよう」心霊写真を撮ったら、呪われる。学級文庫で一番人気の心霊本に、確かにたしかにそう書いてあった。「どうしよう…」「うーん…お父さんが心霊写真撮れた時は、ネガごと燃やせって言っていたけど…。あの本に...

2013
11

斜陽の頃 五

[ 続 ]ミステリー係のSちゃんとRちゃんは、カメラでボイラー室を撮りフィルムを現像に出した。出来上がった写真は、今でも忘れられない。ボイラー室の窓に写る無数の顔。1枚だけではない。3枚撮れた。一際目立つのは目を見開いたように見える赤くて大きな歪んだ顔。3枚に、共通して写っていた。それを取り巻くように写る、無数の白い顔。いずれも、目を大きく開けこちらを見ているように感じる。暖かな日差し萌黄の頃、この季...

2013
10

斜陽の頃 四

[ 続 ]小学校の旧校舎には、こんな噂があった。校舎裏にあるボイラー室がある場所は、元々馬の屠殺場だった、と。昔、使えなくなった馬を殺す場所が、ここにあったんだ、と。だからあそこには、幽霊が出る。初めてのクラス替え、僕は三年四組になった。四組だけは、イヤだったんだけどな。4と言う数字が、「死」を連想させる。四年生になったら四年四組、死ぬ死ぬだよ、最悪じゃないか。小学生らしいくだらない理由。生き物係、...

2013
09