キエフにて 3 Молитва в Києві
キエフ地下鉄は、ソ連時代の1960年に最初の区間(1号線ヴォグザーリナヤ駅~ドニェープル駅間5.2 km)が開通した。これによってキエフは、モスクワ、レニングラートに次いで地下鉄を有するソ連3番目の都市となった。その後も延伸を続け、1976年には2号線のクレニーウスィカ・チェルヴォノアルミースィカ線、1989年には3号線のスィレーツィコ・ペチェールスィカ線が開業した。共産圏の名残りが残る、デザインの素敵な駅が数多くある...
キエフにて 2 Молитва в Києві
この国の野菜は、しっかり野菜の味がするなぁ。なんて、のほほんと過ごしたあの時間が、また戻ってきますように。銃器類がなくても、ここを見ると戦争に等しい武器は一通り揃っているな…と、感じる。...
キエフにて Молитва в Києві
季節の合間を縫うかのように、寒さの少し和らいだ頃、この地を訪れた。東ヨーロッパを彷彿させる街並(だけどウクライナの人々は、自分達の住んでいる場所をヨーロッパ、という認識では余り捉えていないらしいと聞いた)、飴売りの女の子、観光客相手のパフォーマー、移動式遊園地、鉛色の空の下だけど街はとても、明るかったように見えた。こんな事言うのも難だけど、元より自分はオリンピックと云うものに、てんで興味がない。滅...
恋のトンネル …木枯らし編。2。
恋のトンネル…ウクライナのクレヴァニ村(「村と町の間くらい」の地域という地区名)に現存する線路。廃線に見えるこちら、何と現役であります。チェルノブイリから直線で約360Kmに位置しており、元は冷戦時代旧ソ連でロケットを作る為の物資を工場に運ぶ為作られた私鉄なのだそうです。衛星から情報をキャッチされないように、木々で囲いトンネルのようにしたとの事。緑豊かな季節は本当にトンネルのように見えるものの、木枯らし...
恋のトンネル …木枯らし編。
一時期話題になった、「緑のトンネル」。是非、行ってみたいと、ずっと思っておりました。が。紅葉を期待して行ったら、紅葉どころか完全枯れ果て………まぁそれも、いとをかし。枯れた景色の方が、自分は好みではあるので、まったりと散歩をしてきました。途中、可愛いわんこと遭遇。とても人懐っこく、暫く共に行動しました。にょしにょし。[ 続 ]...
Чорнобиль дванадцять -チェルノブイリ 12- Кому молитву або ви отримаєте 誰に祈りは届くのか
テーブルの上にぽつん、と置かれた折り鶴。いつからそこに在るのかは分からないが、割と最近であろう。もしかしたら、3.11があったからこそ、平和への願いを込められ折られた鶴かもしれない。教会などではなく、バーやカフェ、売店を兼ねた施設であったが厳かさを感じずには、いられなかった。[ 続 ]...
Чорнобиль одинадцять -チェルノブイリ 11- Кладовище заліза мовчання もの謂わぬ鉄の墓場
彼の有名な「船の墓場」は、年々船が水の中へと沈んで行っていると云う。二年程前チェルノブイリへ行った仲間に写真を見せたら「こんなに沈んだんだ」と驚いていた。遺棄された物々の寿命は、急速に加速する。原発事故当時、原子炉の中で使われた機械は、余りの線量の高さに活躍をする前に動かぬものとなった。名も無き鉄達は時の流れる儘朽ちるが儘に其処に在り続ける………ってのなら、実にロマンチックなのだけど…近年の鉄の高騰に...