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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

ひとつめかぶとむしTシャツ、販売はじめました。

オリジナルキャラクターの、ひとつめかぶとむし。謎のカブトムシのキャラクターの落書きは、遡る事中学生の時から、ずーっとちまちま描いていたりします。かぶとむし、大好き!そんなひとつめの彼のTシャツが、出来ました。ひとつは、シンプル白Tシャツ。もうひとつは、怪しいまっくろ魔術的Tシャツ。一枚税抜き価格2900円。よろしければ、よしなにです。...

2016
29

謎の未承認国家・ナゴルノ・カラバフ(アルツァフ共和国)

死ぬ前にどうしても行きたい場所があった。(いくつあるんだというツッコミはさておき)ナゴルノ・カラバフ共和国。別名アルツァフ共和国。南カフカースのナゴルノ・カラバフに位置する事実上独立した国家。西でアルメニア、北と東でアゼルバイジャン、そして南はイランに隣接する。アブハジア、南オセチア、沿ドニエストル以外に独立を承認している国はない、“未承認国家”だ。その日は酷いブリザードに見舞われた。余りの猛吹雪に...

2016
24

墓石の墓場 - Tombstone Gestaltzerfall -

爾時千世界 微塵等神も仏も無い世界墓地の墓地。墓石の墓場。そんな言葉がしっくりと来る。今、全国各地で墓石の不法投棄が相次いでいる。過疎化の進む地方から始まった墓の無縁化、参る人間がいない無縁墓の急増。通常、不要となった墓石は運搬業者に引き渡し処分場へ運ばれる。処分場で墓石は細かく砕かれ、道路工事用の砂利などとして再利用される。費用は1トン5,000円〜1万円。悪質な運搬業者はこの支払いを渋り、石材...

2016
14

3.11から5年

14時46分。ひとり静かに黙祷する。周りの人間は誰一人として3.11等気に留めない。いつも通りの日常が喧しく流れゆく。それはきっと、幸せな事なのだろう。白い惚けた嫌でも目に見える日常。メールで、LINEで、友人達とあの頃の話をする。“フクシマ”は刻一刻と変わりゆく。当事者じゃなければ分からない痛みがある。分かって欲しくても分かって貰えるわけがない痛みもある。寄り添う、という事に対しても、色々思う事はある。考えて...

2016
11

アニ遺跡 - 曠野らに果つ -Ani Ruins- 7

月代臨む、涅乙女聖グレゴリオ教会。アニ北西の高原の、市の外壁近くに建つ教会。アニの教会は市街から見たときに美しく映えるように平原の隅に建てられたと言われている。外壁は12面から成り、入り口は一般的な東西軸上でなく南西側にある。内部は、外観からは想像できないほど広い作りになっており、外とは隔絶された更なる静謐な空間だ。谷を見下ろすと幾つものカーブ。重たい雪が舞う荒野には、朽ち果てた遺跡群と私しかいなか...

2016
09

うつろいゆく大都市・大連 -消え去るロシア人街-

此処も、時と共に消えるのか。大連駅の北側に位置する、旧ロシア街。帝政ロシア時代の行政区跡地で、多くのロシア人が住んだことからそう呼ばれている。ロシア風情街の一番奥のロータリーのど真ん中に構えるは、満州資源館。当初はこの付近を建築したロシアの会社である東清鉄道事務所が1902年に初代の大連市役所となった。そして日本統治後の1907年に東京から移転した満鉄の本社となり、満鉄の本社が1908年に現在の魯迅路に移転後...

2016
01