SATIAN/39 -廃墟の影片-

廃墟/旧ソ連/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

隣ノ街ノ、コクドウサン

細雪過ぎて洛陽緋色水晶体には深縹階段国道。国道339号は階段と歩道で構成された車両通行不能区間がある。国道指定された階段を持つ日本唯一の国道だ。階段が国道に指定された経緯はいまだ明確にされておらず諸説ある。何とも珍しい場所だ。途中分岐するのは廃道だろうか。海が見える場所は、晴れ晴れと気持ちがいい。それまで降り続いていた霙に雨は、いつの間にか吹き飛んでいた。...

2016
22

隣ノ街ノ、ハカモリサン

終雪は命と代わりて幸畑陸軍墓地。明治35年冬、青森歩兵第五連隊210名が八甲田山雪中行軍に失敗して199名もの犠牲者を出した山岳遭難事故・八甲田雪中行軍遭難事件。雪中行軍に参加した兵士の墓標、墓碑が連なる。多行松と桜に囲まれ、八甲田山を望む。春にはまだ早い春分の日だった。...

2016
21

隣ノ街ノ、ゲンパツサン

雨降り風鳴り荒れ模様、ゲンパツサンは今日も佇む「原子力 明るい未来の エネルギー」が撤去されると聞いた時、青森にいる友人が、そういえば地元にも原子力に関する標語が飾ってある場所がある、と言った。今は何もないにしろ、仮に今後事故や地震、“彼ら”にとって何らかの“不都合”が生まれる時、それは“なかったもの”とされてしまうかもしれない。その前に、せめて。...

2016
20

隣ノ街ノ、ユキヒロサン

ユキヒロサンはきっとミカンもリンゴもとうに見飽きた、とっくに大人を通り越したヒトでした。草むらのヒーロー、に出会う事は多いが、実際わざわざ足を止めてシャッターを切る事は、少ないかもしれない。大抵が通り過ぎる景色の中で、あ、っと思ってもすぐ忘れてしまう。「今なんかあったね」「あったね」と。...

2016
19

トビリシの街角で

山を越え谷を越え空を越え。トビリシの地に足をつけた時、それは現実味のない現実だった。それまでが、ファンタジー過ぎたんだ。ようやく人間が普通に行き交い、歩き、進む、現実に戻ってきたんだ。初っ端からあからさまなアジア人差別を連続で受け、そんな事をぼんやりと思っていた。今迄そんな事一度もなかったものだから、少々驚きつつも様々な人種が交わる街だものそんな事もあるよなぁと適当に流していた。「キタイ、キタイ」...

2016
18

グルジア・トビリシのアバノトゥバニの個室浴場で、垢擦りレディにゴシゴシされた時のお話

ジョージア。グルジアという名前の方が絶対かっこいいと思う旧ソ連の国のひとつ。漢字表記には、具琉耳(「グルジア」に由来)と喬治亜(「ジョージア」に由来)がある。漢字表記はいつだってドキドキしかしない。トビリシにはアバノトゥバニと呼ばれるたくさんの浴場があり、気軽に温泉が楽しめます。アバノとはジョージア(グルジア)語で蒸し風呂のことをさしますが、浴槽での入浴が主体です。ソ連圏で浴場に行けるとは思わなか...

2016
14

無何有郷、ブロンズ像の廃病院を公開しました。 …他総集編。

サイトの方にブロンズ像のある廃病院、アップしました。宜しければよしなにです。と。サイトにアップしている写真について、ぬるっと紹介します。(今迄訪れた場所の総集編のようなものですね…)お時間ありましたらそちらも是非ご覧くださいませ。...

2016
07

謎の未承認国家・ナゴルノ=カラバフ 3

先日、米ハワイ州議会下院でナゴルノ=カラバフの承認を認めた。ハワイの承認に先立ち、ジョージア、カリフォルニア、ルイジアナ、ロードアイランド、マサチューセッツ、そしてメインといった州が独立を承認している。しかし4月2日、アルメニア系の武装組織とアゼルバイジャン軍の間で戦闘が発生し、死者、多数負傷者が出る事態となった。アルメニア(ナゴルノ=カラバフ)とアゼルバイジャン、両国の関係は冷却しきったものだ。19...

2016
04

謎の未承認国家・ナゴルノ=カラバフ 2

アゼルバイジャン領土にある、アルメニアの未承認国家。閉ざされた謎の国……グーグルマップを見ると、住所はアゼルバイジャンのものとして表示される。が、ここの言葉はアルメニア語で、通貨はアルメニアドラムで、街にある標識もアルメニア語、そしてロシア語だ。街の規模の割には軍人が多い。町並みはヨーロッパの地方都市のような雰囲気だ。ホテルを探してくれた現地の青年が街を案内してくれた。外務省が開くまで時間があったの...

2016
01