片田舎の鉱山の村・アクタラ - Countryside copper mine city Akhtala -
1日で陸路で国境を2カ国越え。相変わらず滅茶苦茶な日程の組み方に我ながら呆れる。此の足で国境を越える時の、独特の、心に吹く風の正体が未だによく分からない。後ろ髪を引かれる名残惜しさか、寂しさか、不安か、青空の高らかな美しさが返って現実の残酷さを映し出すような気がして。アゼルバイジャンからグルジア、グルジアからアルメニアと。敵対国・アゼルバイジャンからやってきた謎の亜細亜人に当然ながらアルメニア軍人...
グルジアの餃子・ヒンカリの美味しさに感動した夜。 +草むらのヒーロー。
一期一会、廃軀を湛え。素敵な草むらのヒーローを横目に、私は山奥から首都トビリシへと向かっていた。狭い乗り合いバスに限界まで乗客を押し込み、足の痺れを覚えながら7時間ほどの行程。腹も減ったので、適当にグルジア料理を食せるレストランを探す。が、ピザやジャンクフードは見かけるも正統派グルジア料理の店はなかなか見つからない。ここかな?と思い入った店は、看板は褪色し営業中か否かもよく分からない地下のレストラ...
不思議な飛び地・ナヒチェヴァン自治共和国 - Nakhichevan - 修繕中のカラバグアー霊廟(Karabaglar Mausoleum)
カラバグアー霊廟。それは、私がナヒチェヴァン旅行で2番目に楽しみにしていた場所だった。空模様は限りなく怪しく、暗鬱なる雲が立ち込めている。そういえば、夕方からが雨だったな。でも、なんとかなるでしょ。楽観的な気持ちで、私はカラバグアー霊廟へと向かった。首都ナヒチェヴァンから車で一時間ほどだろうか。目の前に見えた景色は。…あれ?…まさかの、修繕中だった…この霊廟は、殆ど荒れるに任せその朽ちた光景が美しい...