新加坡共和国 -シンガポール旅行記 14
2012
15
三日目。続・ウビン島。
曇り日だったので暑さは少し緩和されております、が、やっぱり蒸し暑いのです。

ムスリムの墓に後ろ髪を引かれつつ先を行きます(大丈夫、帰り道、別な墓がある)。
唐突なビタミンカラーにも程がある眩しいお家には、もう人が住んでいないようです。

こちらの島、ぽつらぽつらと、廃屋が点在しております。
熱帯雨林の木造建築は、人の手入れが無くなったらあっと云う間に腐り朽ちていくでしょう。

その内の一軒、入りやすい場所にあったのでちょっとお邪魔してみる事にしました。

恐らく一般的な、昔ながらのシンガポールの住宅だと思われます。
平屋一戸建、住人さんが去ってから何年になるのでしょう…。

ウビン島は上下水道がきちんと整備されていないので、船着き場から離れてしまうと
かなり不便であったのではないかと思われます。実際それが、住民達の島離れに
繋がったようです。


小さなお子さんのいるお家であった事が見受けられます。


廃墟となった後、誰かが住み着いたような痕跡と思われるものもありましたが、
真相は勿論不明です。

小振りではあるけれど、日本とはまた違った味のある廃屋さん。
窓枠、壁、ドア、全てがカラフルに彩られているのは流石南の国と言ったところでしょう。

現在のシンガポール本島では一戸建ては限られたお金持ちの方が住むお家であり、
一般的にはHDBと呼ばれる公共住宅に住む方が殆どです。
日本のような田舎暮らし的贅沢感が、もしかしたらそこにあったのかも
しれません。
続。
★前の記事…
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 1(旅立ち)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 2(マリーナ・ベイ)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 3(チャイナタウン)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 4(チャイナタウン)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 5(チャイナタウン)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 6(チャイナタウン、リトルインディア)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 7(リトルインディア)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 8(リトルインディア)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 9(リトルインディア)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 10(ウータムパーク)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 11(ウビン島)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 12(ウビン島)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 13(ウビン島、ムスリムの墓)



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