fc2ブログ

SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

新加坡共和国 -シンガポール旅行記 16

2013
02

三日目。続・ウビン島。
さて…そろそろ船着き場に向けて歩み出さなければならない…と云う時に。
現れましたは中国人墓地。



20121005_245.jpg








これは…
…行かねば。
自分の墓地好きもかれこれ10年以上になります…。
何故だらふ。
形状に魅力を感じると云うのもあるけれど、心が落ち着くから、と云うのもあります。
よく、○○霊園が心霊スポットだ!幽霊が出る!なんて囃し立てられるけど、
幼年期その類いの事を言うと、父になんたる失礼だと怒られたものです。
だから幼年期から、墓地が不気味だと思った事は一度も無い…と思います。
(忘れているだけだったりして…)








20121005_242.jpg



…人が訪れた痕跡在らずも、実に立派なお墓です。



20121005_243.jpg



福建省…にゆかりのある方々なのかな。
中国のお墓は、一概にこれだと云うものがなく、どうやら様々なようです。
こちらのお写真を中国の知人に見せたら、「とても立派なお墓だ。お金持ちの方なんじゃない?」
と、言って居りました。
氏曰く、「私はお墓なんていらないな。死んだら焼いてその灰を、海に撒いて欲しい。
だって死んだら何も残らないし。」








20121005_248.jpg



20121005_246.jpg



現在の中国国内では、どうやら都会で墓を作るのが許されていなく、
お墓のアパートのような“殯儀館”という所に遺骨をお収めするようです。
しかし農村部に行くと、簡単な墓を見る事が出来るようです。
氏が「田舎の方にはお墓あったりするけど、ただ石のっけただけとか、
木の棒刺しただけのようなお墓多いよ」
と言っていたのも本当みたいだ…。



20121005_250.jpg



20121005_251.jpg



案内看板に、「中国人の墓」と、観光スポットのように英語で書かれていたのですが、
それだけもう、古く、遺族も訪れない、忘れられた場所になってしまった…
と思うと、少し寂しい気もします。








続。



★前の記事…
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 1(旅立ち)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 2(マリーナ・ベイ)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 3(チャイナタウン)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 4(チャイナタウン)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 5(チャイナタウン)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 6(チャイナタウン、リトルインディア)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 7(リトルインディア)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 8(リトルインディア)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 9(リトルインディア)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 10(ウータムパーク)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 11(ウビン島)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 12(ウビン島)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 13(ウビン島、ムスリムの墓)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 14(ウビン島、廃屋)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 15(ウビン島、ムスリムの墓、ナイスおっちゃん)



にほんブログ村 写真ブログ 海外風景写真へにほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へにほんブログ村 写真ブログへ
スポンサーサイト



0 Comments

Add your comment