新加坡共和国 -シンガポール旅行記 21
2013
21
さて…
やはりここでも、廃墟にやってきました。

シンガポールでは有名な、遊戯施設&映画館の廃墟です。



比較的新しい国なので、日本のようにバンバン廃墟が残っているわけではないようです。
他にも幾つかありますが、内部迄立ち入れるのは本土ではごく僅かかもしれません。
あとはきちんと管理・施錠されております。

それにしても、駅近・道路に面しているのにも関わらず全く、落書きがありません。

素晴らしい。
国民の民度の高さ故か。
それ以上に、法律の厳しさ故か。
観光産業に力を入れるシンガポールでは、落書きは都市の景観を汚損する重大な犯罪と見なされております。
鉛筆やクレヨン等による、消す事が比較的簡単な物は初犯に限り注意に留められますが、ペンキや油性ペン等による落としにくい物で落書きした場合は……、何と鞭打ち刑が科せられます。
1993年にアメリカ人の18歳男性が、他人の自動車にスプレーペンキで落書きをして逮捕されました。シンガポール政府は当時の合衆国大統領クリントン氏による嘆願書を退け、鞭打ち4回の刑罰を執行して国際的にも大きく取り上げられたそうです。
2010年にスイス人の32歳男性が夜中に一人のイギリス人とともにチャンギ車両基地に忍び込み、2台の車両にスプレー落書きをしました。(何でそんな所に侵入しようと思うかねましてや落書きなんて…)一週間後、スイス人は逮捕されて5か月の懲役と「鞭打ち3回」判決されました。他のイギリス人の共犯は、まだ逮捕されず香港にいると考えられております。

日本における落書きの処罰は、文化財保護法違反、建造物損壊罪、器物損壊罪、軽犯罪法違反、落書防止条例違反…等がありますが、余り意味、ありませんよね…。

続。
★前の記事…
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 1(旅立ち)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 2(マリーナ・ベイ)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 3(チャイナタウン)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 4(チャイナタウン)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 5(チャイナタウン)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 6(チャイナタウン、リトルインディア)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 7(リトルインディア)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 8(リトルインディア)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 9(リトルインディア)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 10(アウトラム・パーク)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 11(ウビン島)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 12(ウビン島)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 13(ウビン島、ムスリムの墓)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 14(ウビン島、廃屋)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 15(ウビン島、ムスリムの墓他)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 16(ウビン島、中国人墓他)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 17(ウビン島、タイ料理)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 18(アルジュニード、ゲイラン)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 19(アウトラム・パーク)
新加坡共和国 -シンガポール旅行記 20(アウトラム・パーク、旧タンジョン・パガー駅)



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