Національний музей Чорнобиль -チェルノブイリ博物館 1-
2013
28
キエフの中心街、コントラクトーヴァ・プローシュチャ駅すぐの所に、ウクライナ国立チェルノブイリ博物館がある。

チェルノブイリ原発事故の経緯や避難の過程、除染活動、極秘資料、被災者のエピソードの数々を紹介するだけではなく、広島・長崎の原爆のすさまじさや、日本人による医療支援を伝える展示もある博物館である。
博物館には延べ90カ国以上、年間7万人以上の来館者があると云う。

入館して左手にはチェルノブイリ被災者による福島原発事故被災者へ向けられた詩と、事故当時の写真のスライドショーが展示されていた。

右手では丁度、東京電力福島第1原発事故がテーマの特別展「福島への祈り」が開かれていた。
一階の展示は定期的に変更されるらしい。
事故被害だけでなく伝統芸能「相馬野馬追」など、避難住民が後にした故郷の生活に光を当てた展示や福島の民芸品等も展示してあった。

一階の展示を見終え二階への階段を登る。
この常設展示室へと続く階段には、原発事故によりウクライナで立ち入り禁止となった76の市や村のプレートが掲げられている。
電光掲示板の向かって左側の数値は空間放射線量。毎時0.11マイクロシーベルトと表示されている。
[ 続 ]
→Національний музей Чорнобиль -チェルノブイリ博物館 2-
→Національний музей Чорнобиль -チェルノブイリ博物館 3-



スポンサーサイト