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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

Національний музей Чорнобиль -チェルノブイリ博物館 2-

2013
30
チェルノブイリ博物館の二階では常設展が行われている。



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その展示がちょっと変わっているというか、かなり変わっているものが多い。



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ライティング、バッシバッシ色が変わる。ド派手に変わる。
資料的な意味合いの展示ではなく、視覚的感覚的そして宗教的にガスガス攻めて来る展示が、多いのだ。
日本では余り見られないタイプの展示の仕方だと思った。博物館、と云う堅苦しい感じが全くしない。



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ジオラマ、立体地図、写真、事故当時の文書や図面、防護服に線量計…
これらには解説文は特に添えられていないので、意図を知るにはガイドが必要になる。が、解説無しでも、視覚で訴えかけて来るものは充分にある。








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ゆりかごから生え大きく枝を広げる林檎の木。



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色、



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…変わるッ!
とても、綺麗だ。
チェルノブイリに関する展示である事を忘れさせるような、幻想的な展示。



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至る所に林檎モチーフの何かがある。(表の看板にも、そういえば林檎が書いてあった)
日本を象徴する花・桜のように、チェルノブイリを象徴するのは林檎の木であるそうだ。
伸びてゆく枝が避難民を表し、その枝に成った実が次世代の子供達を意味している、離散のイメージである。









日本に関する展示も多く。



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やはり3.11以降、日本人の来館者が増えたそうで、その為新たに日本語音声でのオーディオガイドも用意したとの事。(…何故か途中噛み噛みになっていたり言い直していたりリテイクせずにそのまんま一発録りした感満載であった事は内緒の話しだ)



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広島・長崎の原爆に関する展示。
(「世界人類が幸せでありますように」…こんな所に迄ピースポールが…!
この日本人なら誰もが知っているピースポール、建立活動は1976年にスタートし、現在迄に全世界で10万本以上建立されているらしい。同列のピースステッカーに至っては700枚以上だとか…)



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ゾーン内部の写真。
廃墟化した街並の写真も多く展示されている。








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こちらは支援を通して築かれた外国人との友情そして恋、結婚や出産といった被災者たちのその後の幸せな1シーンの数々を紹介している。
悲劇的なエピソードだけではなく、心温まるエピソードも数多い。



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[ 続 ]



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