開平の街で 壱







楼閣の隣に人々の生活。
路地裏にもじゃりと迷い込むと、地元の小さいながら何でもぎっしり揃っていそうな売店、その前にでっかいひよこと鶏の中間位のぴよぴよの群れ。
可愛いなぁ…としゃがんで見ていると、店内の中国人達が何故かすんごいこっち見て笑っている。いいじゃないか可愛いんだよ。
仔猫がぴよぴよにいたずらしようも、数の差と体の大きさとで勝てないらしい。結局ぴよぴよの残りの餌をショモショモ食べていた。
向かい側の歯医者のラフ過ぎる治療スタイルにちょっと引いた。
そして相変わらずこの街には、食べるところが、無い。
[ 続 ]


