去年の秋、広島へ行った時の話し 2
2014
29
昨日の記事の続き。
こんなにも温かい時間を過ごしたのは、久しぶりだった。

チェルノブイリの旅を終え約一ヶ月。
16階、プリピアチの高層マンションの屋上からあの廃墟の街を俯瞰した時、様々な想いが過った時、彼の顔もまた思い浮かんだのだった。
そういえば、日本を点々としていたけど、今何処にいるのだろう。
会いたいな。
漠然と、ただ話しがしたい。

福島の事、故郷の事、あれからお互いどうしてきたか。
子供の事、将来の事、昔話、思い出話し、普段人にしないような話しが、懐かしさと共に零れる。
未来というのは、小さな思いや努力や行動の、積み重ねだ。きっと。たぶん。

話しをしたり、子供達に絵本を読んであげたり、絵を描いたりしているうちに、日もとっぷり暮れる。
先にお風呂どう?と促されたのでお言葉に甘えて。
生まれて初めての五右衛門風呂だった。わ、本当に自分の体重しにして木の板の上に乗るんだ…湯加減、最高。

白熱球の優しい灯りがまた心地よい。
薪であっためるお風呂、いいなぁ…。
神経が張りつめている事が多いので、一気に肩の荷も降りて行くような気がお風呂に入っているだけで、する。

お先したよ、ぴーすけ。
まだまだ幼いかわいいわんこ。大人になったら、ゆくゆくは猟犬として訓練したいと言っていた。

お風呂からあがると、めぐちゃんがことこと、ご飯の準備をしていた。
手伝うとかいいながら殆ど写真撮っていました。すいません。次は一緒に何か作ろう。

めぐちゃんの台所は、本当に素晴らしい!
私の憧れが全部詰まっていた!

基本的に夏場しか冷蔵庫は使わず、食材は常温で美味しく食べるうちに使い切るようにしているそうだ。
食育に徹底的に力を入れており、目から鱗のお話しを沢山してもらった。

台所でわいわいお話ししていたら、みこっちがにょろっと。
皆の距離が近いのも、昔の日本のお家のいいところだ。

畑のお肉の唐揚げ。

りんごの酵母を使った豆乳チーズケーキ。

手際の良さ、流石お母さん。勉強になります。

薪ストーブの上では野菜たっぷりのお味噌汁を作っていました。
薪で火を起し作ったお料理は、お野菜の旨味もぐっと増し、栄養価の面も普通に調理した時より優れているそうです。
お出汁を入れず、野菜の旨味だけで仕上げた深みのある味わいのお味噌汁。

肉類を一切使っていない、お野菜盛りだくさんプレート!
いただきまーす。
[続]



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