SATIAN/39 -廃墟の影片-

廃墟/旧ソ連/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

ホラアナ 2

2014
24



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長島に隔離されたハンセン病患者がまず収容されたのがここ、回春寮である。
長島愛生園に入所する前に、ゴザの上に所持品を全て並べさせられ園が不要と判断した物品(懐中電灯・カメラ等)を取り上げられ、その他の所持品は着ていた衣服とともにホルマリン消毒されてから返品された。



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現金は園の保管金として通帳に入れられ、代わりに園内でのみ使用可能な園内通用票と呼ばれるブリキの貨幣を渡された。
通常の現金を手元に残させない事で、逃亡を防止したのだ。



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患者は衣服を脱ぎ、クレゾールの入った“消毒風呂”に入れられる。
入所させられる迄の一週間、無理矢理消毒されるのだ。



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この収容所の中で、社会との隔絶を意識した人は少なくない。



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私は常々思うのだが、絶望というものは、救いのないものでは決して無いものだと思う。
どんな絶望に立ち阻まれても、そのど真ん中には必ず希望があるからだ。希望というものは、常々絶望のど真ん中にある。
けれど。
ここは、絶望を超えた、暗い暗い光の見えないホラアナのような場所ではないだろうか。
と。



[ 合掌 ]



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