世 漆 - 十三層遺跡 -
2015
27
到黄吹きたる明日香風






十三層遺跡(十三層遺址)は1933年に日本人によって建てられた製錬所だ。
第二次世界大戦により日本が敗戦し台湾から撤退するまで日本によって管理され、その後台灣金屬礦業という会社に引き継がれた。
最盛期には工員が7000人程いたが1985年に製錬所は閉鎖され、廃墟となった。
段々に13層あった事から、『十三層遺跡』の名が付いている。現在は最上部のみ原型を留めている。
今でも土壌汚染が深刻で、立入禁止になっているものの訪れる者はそこそこいるように伺える。
台湾のアーティストのPV撮影にも使われているようで、私も2度目の訪問の時そのような団体に鉢合わせた事がある。
東洋でここまで立派な鉱山遺構が残っていようとは。初めて見た時の感動は忘れられない。



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