喪鷹窩 肆 - 東莞東江水泥廠 -
2015
11
まがふようもの律林蹐櫃







東莞東江水泥廠。
中国南部にあるこの廃墟と化したセメント工場は、1988年に運転開始したものだった。
その時代で最新の油圧機械垂直窯や機器施設を兼ね揃え、コンクリートの生産量は年間44000トンに達したという。
しかし約10年で企業経営困難に陥り巨額の負債を抱える事となる。2004年には工場は閉鎖、以後廃墟となる。
友人が偶然見た中国(香港?)映画のロケ地ともなっていた為、そういったものにも活用されているかもしれない。
アート関連のワークショップも行われたとか行われていないとか。
巨大要塞のようなこの廃墟、その図体の大きさにも関わらず意外と近隣の建築にも馴染んでいるというか目立たないと感じてしまったのは、中国全体が霞がかり大気汚染に包まれ、全体的に煤けた印象になってしまっているからかもしれない。



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