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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

アニ遺跡 - 曠野らに果つ -Ani Ruins- 3

2016
16



灯し燈の消え入るやうに



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キャラバンサライ。
ペルシア語で「隊商宿」の意味。隊商のための取り引きや宿泊施設を指している。
一般的には中庭がある2階建ての建築物で、1階は取引所、倉庫、厩、管理人や使用人の住居にあてられ、2階は客人である隊商の商人たちの宿泊施設となっていた。アガと呼ばれる責任者や、荷運びの監督、夜警などの役職が常駐していた。
アニのこちらのキャラバンサライは、1031年、セルジュク朝がキャラバンサライを建造し、1064年にアラク・エロツ教会に変えられたという。
見た目に反し、広々とした内部に足を踏み入れてたいそう驚く。
赤と黒の石を用いた8点星や亀甲繋ぎ文の模様は、類を見ない素朴で、しかし神秘的な美しさだ。
教会、とは言うものの、イスラーム建築なので独特のオリエンタルさを持ち合わせる。

時間さえ許せば。
写真も撮らず、時間も気にせずただただに佇み風の音を聴く。
そんな時間も、もっと欲しかった。






[ 続 ]



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