3.11から5年
2016
11
14時46分。
ひとり静かに黙祷する。
周りの人間は誰一人として3.11等気に留めない。
いつも通りの日常が喧しく流れゆく。
それはきっと、幸せな事なのだろう。白い惚けた嫌でも目に見える日常。
メールで、LINEで、友人達とあの頃の話をする。
“フクシマ”は刻一刻と変わりゆく。

当事者じゃなければ分からない痛みがある。
分かって欲しくても分かって貰えるわけがない痛みもある。
寄り添う、という事に対しても、色々思う事はある。
考えても結局戻ってくるところは大体一緒だ。
忘れない。残す。伝える。
私にはきっとそれしか出来ない。

残す事。記録する事。写真を撮る事。
しかしそれは、時としてエゴでしかなくなる。
大義名分。
撮る事により人の心を踏みにじる事になる事もある。









救われるべきは、何よりも人の心だ。

※警戒区域内の写真は、許可を申請して撮影したものです。



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