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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

謎の未承認国家・ナゴルノ・カラバフ(アルツァフ共和国) 2

2016
01



アゼルバイジャン領土にある、アルメニア未承認国家。閉ざされた謎の国……
グーグルマップを見ると、住所はアゼルバイジャンのものとして表示される。が、ここの言葉はアルメニア語で、通貨はアルメニアドラムで、街にある標識もアルメニア語、そしてロシア語だ。
街の規模の割には軍人が多い。



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町並みはヨーロッパの地方都市のような雰囲気だ。



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ホテルを探してくれた現地の青年が街を案内してくれた。
外務省が開くまで時間があったので、マーケットで腹ごしらえ。



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ジンギェロハツ、というカラバフ名物のおやきのようなパン。
おばちゃんが朝から一生懸命焼いている。
たっぷりの香草にたっぷりのオリーブオイルを和え、パン生地と混ぜ合わせる。それを両面鉄板で焼いたシンプルな食べ物が。
この美味しさが、尋常じゃない。
ひとつが大きいのでそれだけでおなかいっぱいになるのだが、ジンギェロハツはまた食べたい…。



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カラバフは素朴で、不思議な国だ。
これと言ってなにがあるというわけでもない。
だが高く広い空、険しく壮大な山々、かけがえの無い雄大な自然は何よりも最大の財産だ。



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至る所に、変なオブジェが鎮座しているのもカラバフの特徴だ。



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正直そのセンスはよく分からない。



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この国の国旗は、アルメニアの国旗がベースになっている。
四角い白いドットで分断される旗。それはアルメニアから分断されたナゴルノ=カラバフを表している。



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(おそらく軍人であろう)善き青年が、町中の主要箇所を案内してくれた。



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この時期は正月。
クリスマスから暫く、1月の5日迄アルメニアは休日だ。
国民は全員お休みモード。
教会では荘厳なミサが行わせていた。内部は燻されたセージの香りで充ち満ちていた。
アルメニアは、世界中で初めて、国の宗教としてキリスト教を定めた国でもある。
青年もまた、敬虔なクリスチャンだった。
感じとしては、ロシア正教に近いかもしれない。



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前回のナゴルノ=カラバフの記事はこちらから。




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