SATIAN/39 -廃墟の影片-

廃墟/旧ソ連/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル写真ブログ。

謎の未承認国家・ナゴルノ=カラバフ 3

2016
04


先日、米ハワイ州議会下院でナゴルノ=カラバフの承認を認めた。
ハワイの承認に先立ち、ジョージア、カリフォルニア、ルイジアナ、ロードアイランド、マサチューセッツ、そしてメインといった州が独立を承認している。



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しかし4月2日、アルメニア系の武装組織とアゼルバイジャン軍の間で戦闘が発生し、死者、多数負傷者が出る事態となった。



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アルメニアナゴルノ=カラバフ)とアゼルバイジャン、両国の関係は冷却しきったものだ。



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1994年勃発した、アルメニアアゼルバイジャンのナゴルノ・カラバフ自治州を巡る泥沼のナゴルノ・カラバフ戦争の前線となった村・シューシャ(シューシとも呼ばれる)と首都ステパナケルトの間に、戦争に実際使わせた戦車がモニュメントとして残されている。
この戦車の主砲は、アゼルバイジャンの方向へと向けられている。
紛争は、終熄する事はない。そんな強い意思表示を感じ取れる。



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シューシャには銃眼が開けられた城壁が未だ残されている。
未だ、と言ってもナゴルノ・カラバフ戦争は1994年に停戦。ファイナルファンタジー6が発売された年だ。
まだそう遠くない。
この国の多くの若者が戦争を経験しているのだ。



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アスケランという村にも、それが残る。



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戦争の爪痕が、この国にはまだまだ深く、広く、多く、残っている。



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途中出会った、アルメニアの首都・エレバンに住む青年は言った。
「この国は愚かで、そしてこの国の人々もまた愚かだ」
と。

私はそうは、思わない。
戦争についてはネットで得た知識しかない。
目に映る景色には確かに戦争の爪痕が残っていた。
国は険しい山々に囲まれ閉ざされている。
けど。
いい人たちにしか出逢っていない。
(それは単に、私が運がいいだけで、そしてそんな事だけで事を覆す事は勿論出来ないと思う。だけど、己で見て、触れて、体感して、感じるもの、それが全てでしかない)

カラバフを、ずっと案内してくれた青年は、屈強な兄とよく吠える犬と暮らしていた。
彼の手料理は素朴で、とても美味しかった。
次こっちに来る時はエレバンに家を買うよ。君の事を両親にも紹介したい。と言っていたけど、それは別にいいかな…。



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ナゴルノ=カラバフの記事 1
ナゴルノ=カラバフの記事 2

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