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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

未承認国家・アブハジア自治共和国 -Аҧсны Аҳәынҭқарра- 国境を越えて

2016
01



「馬車の中からなら写真を撮っても大丈夫だ。軍人に見つからないように」



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御者のおじさんは、気さくで朗らかで、そしてスケベなオヤジだった。



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”曖昧な”国境越え、というものはこれで2回目だ。
しかし今回は、やや物騒な香りを感じる。



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入国してしまえば、そんな事はなかったのだけど。



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道路は整備される事なく、ボロのまま。橋の上は大きな水たまりが出来ている。
雨雲迫る中国境へとやってきたが、早く着いてしまった為暫し馬車で仮眠させて貰った。
ゲートが開く頃には雨が降り。
人々がわっと押し寄せ並んだ列も意味を成さない。罵倒する声が響く。が、別におっかないというわけではない。こういう人たち、というだけだ。感情を素直に吐露出来る事は、私からすればちょっと羨ましい。
日本人などまず滅多に来ない場所の為か、私は一番最後に回された。
最初のゲートを越え、その更に向こうに”向こう側の国のゲート”がある。
「何故ウクライナに2回行ったのか?」
どうやらやたら引っかかっていたようだが、知らない振りをしてやり過ごした。
ゲート開門から1時間半はかかった入国。



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未承認国家アブハジア自治共和国。
最近の私は、旧ソ連の奴隷のようだ。そして”未承認国家”の虜になっている。



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国境から一番近い街・ガリへとまずは赴く。
雰囲気は雑多で、なんとなくインドっぽいなと感じた。
グルジアの犯罪者たちが逃亡し潜伏する先としても人気…の街らしい。
早々にマルシルートカに乗り込み、首都・スフミを目指した。





[ 続 ]




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