未承認国家・アブハジア自治共和国 -Аҧсны Аҳәынҭқарра- 連れ歩いているのは犬ではなく熊だった…時のおはなし。
2016
13
ガグラ。

アブハジアの首都スフミから北へ約94キロの所にある町。
1世紀には古代ローマ、4-5世紀にはグルジア、14世紀にはジェノバの植民地となった。
1308年にイタリア人ピエトロ=ヴィスコンティが作った地図にガグラの名がのっている。
16世紀にオスマン帝国に占領され、1830年に帝国ロシア支配下になった歴史を持つ。

ここは曾て、ソ連時代の保養地だった。



今でこそ廃墟だらけとなってしまったが、今でもロシアからの観光客は訪れそこそこな賑わいは見せているように伺えた。
そんなガグラの海沿いの通りを散歩していた時の事。

なんだか黒くて丸い犬を連れているお姉さんがいる。
やたら塊感のある犬だな…というか何かおかしいぞ…と思い近づくと…
あれ…

犬じゃない、熊だ。
首輪に、頼りない細いヒモをつけて散歩させている…!!

まだ小熊だから、ふわふわで愛らしい。

でも爪が獰猛すぎる。ヒィィィイ…!
ペットにしてはバイオレンス過ぎるし、育って大きくなったらどうするのだろう…
この国に来て、何に気をつけようって色々気をつける事はあるけど、山奥を撮影する際はアニマル達…特に熊には気をつけようと思っていた。それがまさか普通に街中で出逢うなんて…(ペットだけど
おそロシア。思わず口にしたくなる。ロシアじゃないけど。

ちなみに黒海のビーチは、あんまり綺麗じゃない。保養地なんだから、もう少し頑張って欲しい。

そして首輪をしたでかい犬がリードも飼い主もなしに自由に闊歩していた。ちょっと吃驚するけど熊程のインパクトではない…
[ 続 ]



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