ホルヴィラップ修道院 - Khor Virap Monastery - …と、おいしいごはん。
2016
20
アルメニアに行ったらまず見たいもの。アララト山。
日本でいう富士山のような山だ。今はアルメニアではなくトルコ領土にあり、両国は国交断絶しているのでアルメニア側から行く事は出来ない。
そんなアララト山をバックに鑑賞できる修道院がある。が…

…生憎の、雪。
アララト山がすぐそこにある筈なのに、全く見えなかった。
無念…

ハチュカル。
アルメニア正教独特の十字架が彫られた石碑の事で、ハチュは十字架、カルは石を意味する。この時初めて見た。ハチュカルは主に墓石として用いられる他に、重要な出来事を記念するときにも使用された。
ハチュカルには天災除けや病の治癒効果があるという民間信仰もあるが、それはキリスト教布教以前の宗教の影響もあると言われている。
アルメニアはキリスト教を国教とした初めての国だが、キリスト教の歴史と共にそれ以前の宗教の歴史も残されているという事になるのだろうか。興味深い。

ホルヴィラップ修道院。
ホルヴィラップとは、アルメニア語で深い穴という意味だ。
その名の通り、4世紀頃キリスト教を広めていた聖グレゴリウスが13年間幽閉されていた場所だ。
幽閉されていた地下牢は、狭い場所を垂直な梯子を伝って降りなければならない暗鬱なる空間で、よくぞ13年も生き延びたと驚かされる。

中は、暗い。
大雪の早朝だった為、他に誰もいなかった。
が、何故か余り、長居をしたいと感じない場所だった。
アララト山も見えないし、早めの撤退。




木の扉の、掘って創り上げた装飾もまた美しい。
アルメニアはつくづく、彫刻装飾に魅入られる国だ。

…と、この日食べたご飯。

ヨーグルトのスープ。名称はスパス・シュ二ークスキーかな。
バター、パクチーやイタリアンパセリなど、香草たっぷりのスープ。
馴染みのない味だけどとても美味しい!
日本に戻ってきてから一番最初に作ったアルメニア料理。

「アルメニア人もピザが好きなんだよ」と女の子。
日本やアメリカやイタリアのピザとも違った味わい。なんだろう、ジャンクなんだけど、ジャンク感が薄いというか。
生地はふっくら。チキンもっさり!

アプリコットジュース。フレッシュです。コーカサスはご家庭で手作りのフルーツジュースを作り置きしているみたいですね。レストランのフレッシュジュースも素晴らしく美味しい。沁み渡る。

ドルマ。アルメニアに来たら一番食べてみたい食べ物だった。
ぶどうの葉でお肉などを包んだ食べ物。ロールキャベツのぶどうの葉版だ。
スパイスとハーブと混ぜ合わせたひき肉。ヨーグルト(スメタナかな)をつけて食す。
旨すぎる。

ソ連圏や中東では、シャシリク(バーベキュー)がよく食される。ここアルメニアのシャシリクも漏れなく美味しい。
この日はポークを頂きました。
ヘビィなジャガイモもとても美味しい!
過酷な旅、時にはナッツとラバッシュと水のみで過ごしていたりしたけどやっぱりそれも含めて、楽しすぎた。



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