ゲガルド修道院 - Geghard Monastery -
2016
26
余りの雪の、凄まじさに。

余りの運転の荒さで。
私は途中、胃の内容物を全て戻した。
ソ連圏のドライバーの運転は、総じて荒い。
朝っぱらからテンヤワンヤでたどり着いたのは。

ゲガルド修道院。
3世紀に建造された修道院だ。
歴史は古く、初期キリスト教時代にはすでに創設されていたと言われている。




ゲガルド、その名の由来はキリストの脇腹を突いた聖槍の一部がここで発見された事による。
槍を意味する「ギガルド」の名が冠せられた。
周辺にはあちこちに洞窟がることからアイリヴァンク(洞窟修道院)とも呼ばれ、修道士たちはそこで禁欲的な生活を送っていたそうだ。

槍の模様の扉が美しい。



1215年から1283年にかけて建造された中央聖堂の天井には、イスラム建築のムカルナスの影響ともられる鍾乳石装飾が施され、僧院や礼拝堂、食堂などは聖堂の北側の洞窟に設けられていた。

ゲガルド修道院は世界遺産だ。
だけど猛吹雪の為か、自分たち以外の観光客はいない。
贅沢な空間の享受。




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