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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

第二のドバイ・風の街バクー - The beginning of the Silk Road - 外殻の富、虚無の栄華

2017
16



近年オイルマネーにより急速な発展を見せる、アゼルバイジャンの首都・バクー。
第二のドバイと呼ばれネット上では煌びやかな夜景近代的な高層ビルの写真が悉くヒットする。



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私は物事に懐疑的で、常に捻くれている。
首都バクーに、どうやら日本の有名企業・東芝のエアコン工場の廃墟があるらしい。
若干写真が出てくるものの場所や概要は殆どヒットしない。
大体の目星は付いたものの、正直解体されている可能性の方が高い。
それでもまぁ、行くだけ行ってみよう。



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バクーの中心街より、それ程離れているわけでもないこの場所だが、思ったよりも煤けている。
第二のドバイと言うにはちょっと大袈裟なんじゃなかろうか。
懐疑を抱き地下鉄に乗った。
電車の窓はフルオープン。石油臭い。流石石油大国、本当に臭いぞ。車体もボロくトンネルもボロい。都市探索でウロウロしたら楽しいそうだが流石にそれはしないかな。写真を見せて貰うだけで満足しちゃう。
アゼルバイジャンの男性は女性に優しいと聞いていたけど、うん、優しい。電車のお席は、まず女性優先。お年寄りも優先。いやいやいいよ大丈夫だよ、と言っても譲ってくださる。屈託無い笑顔、ぱっちりおめめ、この国の男性もまた美形が多い。テュルク系は美男美女の宝石箱だ。頂いた優しさは必ず何処かでお返ししたい。出来ているといいな。



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地下鉄に乗っていると、地下から地上の駅へと出る。
砂、土、黄土色。
思った以上に、思った以上だ。



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廃れた景色。廃工場が多いエリアであるという。
確かに幾つも廃工場が見受けられる。



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が、エントランスにだけ従業員が配備されていたり、管理だけはしっかり怠る事なく行っているようだ。



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撮ってもいい?と一応聞いたが皆んなが仕事しているから。と。
完全放置な荒れるに任せ、な廃工場は難しいようだ。
荒れるに任せていても、難民が住んでいたりする。
難民問題。
それはアゼルバイジャンが抱える大きな問題の一つでもある。



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煌びやかな美しい世界は、幾らでも、創れる。



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