不思議な飛び地・ナヒチェバン自治共和国 - Nakhichevan - オルドゥバド
2017
13
オルドゥバド県。
ウィキペディアではそう表記されているが、正式にはオルドゥバド区(地区)、ではないのだろうか…と思いつつ。

ここは世界遺産候補に挙がっている街だ。嘗てはシルクロードの重要な貿易都市として賑わい中国、ヨーロッパ、インドからの隊商が往き来した。

アゼルバイジャンとトルコは兄弟国の為、言葉も、文化も、そしてお茶も似ている。
トルコで飲んだお茶は世界一美味しいと感じたが、オルドゥバドのお茶はそれらを更に凌駕した。

茶屋の前の木陰にテーブルと椅子が並べられ、おじ様方がお喋りを愉しみながらお茶を嗜んでいる。
「オルドゥバドのお茶が一番美味しいよ」
タクシーのおっちゃんは言った。何処までも澄んで、何処までも深い。喉に、腹に、心に沁み渡るお茶。

たった一杯のお茶にこんなにも感動させられるとは…衝撃だった。


古い町並みをぶらりと歩く。
すぐそこに、イランがあるんだよな…この広大な景色が国境の向こう側まで続くのだろう。
いつか、必ず行こう。






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