不思議な飛び地・ナヒチェヴァン自治共和国 - Nakhichevan - 旧ソ連時代の廃ホテルとシンプルな昼食
2017
20
オルドゥバドの街を散策する。

街を俯瞰出来る小高い場所があった。此処には嘗てレストランがあった。が、今はなくなり更地となった。


狭く、細い、頼りなさすぎる階段の下には旧ソ連時代の廃ホテルがあった。
ナヒチェバン自治共和国は、嘗てナヒチェヴァン自治ソビエト社会主義共和国だった。
1920年にソ連がこの地を占領すると、ソ連はこの地にナヒチェヴァンASSRを設置しアゼルバイジャンソビエト・社会主義共和国の一部に加えた。
1990年にソ連崩壊が起こると、これに伴いナヒチェバンはアゼルバイジャン共和国のナヒチェヴァン自治共和国に再編され、ナヒチェヴァンASSRは消滅した。


私も、屋根を見ると取り敢えず登りたくなる性分だ。


中はガランドウとしており、此れと言って何が残っているわけでもない。




一度宿泊先のホテルに戻り昼食を取る事になった。タクシーのおっちゃんが、お昼休みを取りたいと。
自由だ。
なんとホテルのレストランにはお肉や魚類は全く無いとの事。
卵とトマトの炒めものはどう?と聞かれたので「じゃぁそれで」。
余り期待していなかったのだけど、その美味さが尋常じゃない。お皿をパンで拭き取るようにして汁一滴も残さず食べてしまった。お米の入ったスープと瑞々しい野菜のサラダも美味しかった。





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