不思議な飛び地・ナヒチェヴァン自治共和国 - Nakhichevan - 山頂にある謎の遺跡・アリンジャ要塞
2017
06
ナヒチェヴァンには、「ノアの箱舟が漂着した伝説。」のある山がある。
故に、首都ナヒチェヴァンにはノアという名前の船の形をしたレストランもある位なのだが。
あれ、ノアの箱舟ってアララト山に漂着したんじゃなかったっけ伝説では…だけどトルコとアルメニアの領土問題もあって近づけないんじゃなかったっけ(実際は宗教上の理由で「近づけさせないだけ。」という話もある)…と思ったりもしたがまぁこの手の伝説はきっと何処にでもあるのだろう。
その時私は。

伝説とは別の山を登ろうとしていた。

そう、大した山ではない。きっと高尾山より標高も低いと思う。高尾山登った事ないけど。
しかしなかなかの急勾配だ。
車で山の上へ行きそこから要塞を眺めるのかと思っていたらとんでもない初っ端から登らされた…。

アリンジャ要塞。

その成り立ちや理由は、未だに不明らしい。
山頂にある謎の遺跡。6〜8世紀の間に建造された。戦争により数回破壊されたが復元、現在に至る。

復元の際は大統領も訪れたらしく、山の麓にあるミュージアムにその様子の写真が展示されていた。
大統領も、この急勾配をその足で登ったのだろうか…。
こんな辺境の遺跡まで…とは思ったが、ナヒチェヴァンは大統領一族の出身地だ。

下山した頃には、日暮れも近づいており。
ポットに入れた紅茶を2杯、頂いた。
沁みる。美味しい。砂糖も勿論。紅茶に入れるのではなく、口の中に一つ放り込み、紅茶を流し込む。




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