グルジアの餃子・ヒンカリの美味しさに感動した夜。 +草むらのヒーロー。
2017
10
一期一会、廃軀を湛え。

素敵な草むらのヒーローを横目に、私は山奥から首都トビリシへと向かっていた。
狭い乗り合いバスに限界まで乗客を押し込み、足の痺れを覚えながら7時間ほどの行程。
腹も減ったので、適当にグルジア料理を食せるレストランを探す。
が、ピザやジャンクフードは見かけるも正統派グルジア料理の店はなかなか見つからない。
ここかな?と思い入った店は、看板は褪色し営業中か否かもよく分からない地下のレストランだった。

店内は、暗い。
奥のキッチンから店員を呼ぶ。
適当に座って、と、メニューを渡される。


これ、完全に外が暗かったら、泣いていたかもしれない。

壷に入ったお豆のスープ、パン、そしてヒンカリを注文した。
グルジアワインは?と聞かれたけど、すいません、お酒弱いんです…。
不思議そうな顔をしていた。

ツボに入ったお豆のスープ。
口の上皮が破けそうな程熱々のスープだ。牛肉もたっぷり、濃厚で非常に美味しい。

そしてグルジアの餃子・ヒンカリ。
…
量が多い。1人でこれを食べきるのか…
小籠包ならぬ大籠包のようなビジュアル。
注文してから餡を練り上げ皮に包んで茹でてくださった。

風味豊かなスパイス、たっぷりに肉汁。
美味しい!初めて食べる味だこれは。
味はしっかりついているのでソースの類はいらない。
先っちょのきゅっとなった部分は食べずに残すのが現地風、だけど美味しいからついつい食べてしまった。
お腹ははちきれそうだけど、うん、とても満足。
是非また食したい。



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