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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

片田舎の鉱山の村・アクタラ - Countryside copper mine city Akhtala -

2017
17


1日で陸路で国境を2カ国越え。
相変わらず滅茶苦茶な日程の組み方に我ながら呆れる。



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此の足で国境を越える時の、独特の、心に吹く風の正体が未だによく分からない。
後ろ髪を引かれる名残惜しさか、寂しさか、不安か、青空の高らかな美しさが返って現実の残酷さを映し出すような気がして。
アゼルバイジャンからグルジア、グルジアからアルメニアと。
敵対国・アゼルバイジャンからやってきた謎の亜細亜人に当然ながらアルメニア軍人の声色は厳しくなる。
でもそれは、業務上「敢えて。」そうしているのかもしれない。
後にある場所で尋問された時、アゼルバイジャンの写真を見せろ言ってきたアルメニア人たちの楽しそうな顔を見たら、そう思わなくもない。怒られるかと思ったら、全くの真逆だった。



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国境を越え一時間程だろうか。
アクタラ(Akhtala)の先、ネゴッツ(Neghots)という何もない村のモーテルに、私は宿泊した。
この辺り本当に、何もない。
延々と続く山沿いの道路に、行き交う牛と犬の死体。



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ホテルは自動車整備工場の上にあった。一階にレストランも併設されているが、バーベキューしかメニューがない。



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が、とても美味しい。
テレビではロシアのバラエティ番組が流れている。
アルメニアではロシアのテレビ番組が流れているのだ。言葉もアルメニア語ではなくロシア語だった。



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腹ごしらえ終えアクタラまで写真を撮りながらぽつぽつ歩いていく。
流石にこんなに何もない道を1人で歩いているのがおかしい為か、幾度か車が立ち止まった。
何してるの。困り事はないかい。と。
有難う、大丈夫。



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30分程歩いていくと、アクタラという村の中心部に着く。



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山の斜面に沿う線路沿いに、鉱山施設の遺構(と、現役施設)が残っている。



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