ハフパット修道院 - Haghpat Monastery -
2017
12
ハフパット修道院。

アルメニア北部ロリ地方・ハフパットに存在する修道院。

聖ニシャンによって10世紀に創設された、アルメニア史上において最も美しく壮麗な修道院の一つ。
アルメニア国内にある聖十字架の中でもハフパットの聖十字架が最も有名で、「ウラルトゥ王国ハフパットの聖十字架」とも呼ばれるハフパット修道院には、最盛期に500人ほどの学僧が集まっていた。

地面に埋まったような建築様式がとても可愛い。



外周をまわっている時ずっとくっついて来てくれたわんちゃんも、とても可愛い。

ここには美しいハチュカルが数多く並ぶ。



ハフパット寺院は玄武岩で出来てる。黒みのある厳格な佇まい。
ハチュカルの特に黒ずんだ部分は、人々が触っていった積み重ねなのだろう。

そしてこの修道院の床もまた、墓石が敷き詰められている。

何百年も昔の僧たちの、敬虔な信仰心の表れのようだ。



修道院は信仰の場、学びの場、そして生活の場であった。

山の上の空気はなんとも気持ちがいい。
グルジアの山々とはまた違った景色。
麓には銅とモリブデンの採掘・選鉱場が鎮座する田舎町がある。

アルメニアが好きだ。
冬は雪に埋もれ見れなかった景色がたくさんあった。
真っ白な雪景色、大好きだけど、各所で3日は足止め食らったりルート変更を余儀なくされ大変な目に遭った。
雪のない季節は、楽でいいな、と。思いながら。
なんだろう、うまく言えないけど、アルメニア全体を包み込む空気感。
都市部も田舎も共通している空気感がある。
それが堪らなく愛おしいんだ。




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