あくる日の宮ヶ瀬ダム - ダムに沈んだ道路 -
2017
30
貯水量が過去最低の57%になった宮ヶ瀬がニュースになったのは、記憶に新しいだろう。
乾き切ったダムから現れた曾ての道路や標識。
そこに人の営みの痕跡は殆ど消えてしまっていたが、確かにそこに、文明があった。
身近なところで異世界感を感じる事の出来る景色。
その後8月25日(金)、月に2回ある宮ヶ瀬ダム観光放流が行われた。
観光放流の為だろうか、私が訪れた9月2日には水の量が見て明らかに増えていた。

あ、でも。

やっぱり異質だった。

カラカラに乾き切っているよりも、こちらの方が好きかもしれない。


前に大荒沢を見に行ったときは、猿の惑星のような感じが強かったが、この景色は何処と無くエヴァンゲリオンの世界観を感じる。

そして水の美しい事。


やはりこの時も多くの人が訪れ、写真を撮っていた。
夏の勢いの衰えを感じなくもない、長月の頭。

このサイトの方のレポートが、一番乾いたダムの詳しい様子を書かれているかもしれない。
8月頭位に本当は行けたら良かったのだが。
己の怠惰としか言いようがない。

宮ヶ瀬ダムがいつ出来たのだろうかと思ったら2000年、比較的新しいじゃないか…とも思ったが現在2017年、2000年から17年も経っているんだ。
住宅跡は木造なので勿論ダムに沈んで何年十何年も経ってしまったら残ってはいないのだが、大荒沢に比べ「人間がいた。」感じというか…心に吹荒ぶ声のようなものを感じないのは、何故だろう。
哀愁というものを何故か感じなかった…天気のせいでもあったかもしれない。

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