生けるソ連・沿ドニエストル共和国 4 生きている遊園地と遺棄された遊園地 - An abandoned amusement park in Pridnestrovian Moldavian Republic (PMR) -
2017
25
早朝の沿ドニエストルの首都・ティラスポリを散歩していたら大きな公園があった。
そしてその敷地内には、何やら遊園地があるご様子。

…
現役、だよね?
小さなジェットコースターは使用感があるものの、壊れた車両がレールの脇に置きっぱなしになっており。

全体的に、不穏なオーラを放っている。

ああ…なんて不安になる笑顔なんだ。
更なる不穏なオーラを感じ見据えたその先には。

?!

あかんやつだ…!

この遊具たちは、どうやら彼の大陸から輸入されし物々のようだ…。

彼らは一体、どんな道筋を経てこの辺境の地へやってきたのだろう。
私が知る由はない。


現役の遊園地のほど近くに、廃墟と化した遊園地も存在していた。



大陸産の新しい遊具に比べ、無骨で荒削りな遊具が多い。
大胆なべた塗りのくすんだ原色を使用した配色に疑問ばかりが浮かぶ。


沿ドニエストル、子供の姿は多く見かけるが、年々国民の高齢化が進んではいるそうだ。
謎多き沿ドニエストル、こんなにも広い公園でも案内図がそういえばない。
そう、沿ドニエストルでは地図の販売や掲載といったものが、一切禁じられている。
何故ならそれは『国家機密』だからだ。
…しかし、Googleマップではしっかり地図が確認出来る。ザルじゃないか。


この観覧車は使用されている様子は伺えないが、もうひとつ大きな観覧車がこのポベダ公園内にある。


綺麗だが、自分が訪れた時は切り落とされた木の枝が観覧車に降りかかった侭になっており、落ち葉が重なり到底使用されている様子はなかった。
が、その後観覧車が動いている様子を動画で確認する事が出来た。
もしかしたら季節限定?で運用しているのかもしれない。

スポンサーサイト