SATIAN/39 -廃墟の影片-

廃墟/旧ソ連/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

ブカレストの廃新聞社、レジーム新聞社ビル - Abandoned Regime Newspaper Building in Bucharest -

2018
02


さて、2018年2月になりました。
更新が滞っておりすみません。2月に入ったからにはわしゃわしゃ更新してきたいな、とは思っております。
キヤノンギャラリーの巡回展『コーカサスの虜』も無事終了しました。来てくださいました方本当にありがとうございました。
暫く身の回りが落ち着かなそうではありますが、今年も宜しくお願い致します。



ある日ある時私は、ルーマニアの首都ブカレストにいた。
降り立った瞬間から本能的に感じる危機感。
「この街は……やばい……」
直感は辺り初っ端から悪質なタクシー運転手と出会い日本円にして30万円をATMでおろしてこいと連れて行かれるやら(期限の切れたカードをわざと使って「おろせないよ」と嘘を吐きました。期限切れのカード、個人的には使えるアイテム)「両替所?駅前のはやめておけ俺がやってやるよ」と言ってくるもののレートが相場の1/2、駅前まで行ってくれと行ったのに離れた場所で降ろされるわでなかなか散々。
チャウシェスク時代の暗い影を未だに引きずっているらしいこの街。
勿論我々の大好物・廃墟も存在する。




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ルーマニア共産主義の余波の遺物。
レジーム新聞社ビル。



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1898年に出来たこの新聞社はまさに真実の宮殿と呼ばれるべきルーマニアジャーナリズムの拠点だった。
第二次世界大戦中ドイツに徴収され " Bukarester Tageblatt " が発行された。
1951年以降は民営化され " Star " が発行された。その後オフィスは移転し、現在この建物は廃墟となっている。



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歴代局長の名前が並ぶ。



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警備員の目を盗み、地元の若者が頻繁に出入りでもしているのだろうか。
落書きが目立つ。



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外観からは、内部がこのような廃墟空間を織りなしていようとは思いもしなかった。
この辺りは煤けた感じの古い建物ばかりで、何も言われなければ私はそのまま素通りしていたかに違いない。
首都ブカレストの中心に、このような巨大廃墟が丸ごと残っているのはある種の奇跡なのかもしれない。



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