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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

幽幻なる未来から時を超えて…コスマジ・モニュメント - Kosmaj Monument -

2018
10


スポメニック(Spomenik)。
それは旧ユーゴスラビア時代建てられた戦争記念碑。
未来から時を超えてきたのかと思わせるようなサイエンス・フィクション的ビジュアル。
これらは戦争の悲惨さ、自由の尊さを現している。



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遺棄されたかのように見えるが、一応記念公園だ。



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コスマジ・モニュメントの作者は未だ不明だ。
1970年に造られたその記念碑は第二次世界大戦の時戦いしパルチザンの英雄たちを慰霊するものだ。
1941年から1945年まで、彼らは戦い続け多くの戦士が命を散らした。
しかしその凄惨な国家解放の為の戦いがなければ、今のセルビアは存在しなかったに違いない。



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見る角度、方向により様々な表情を見せてくれる。
多きな自由の翼のようにも見えるし、巨大な怪物のようにも見える。
個人的には「ぼくらの」という漫画・アニメに出てくる巨大ロボットを連想させられる。
「アンインストール」が聴こえる…。



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第二次世界大戦後に作られたとは言え、ユーゴスラビア各国の問題…民族問題は決して解決したわけではない。
現にセルビアはコソボの領土問題が未だ残っている。
共産主義の理想的世界をモニュメントをかたどる事によって押し付けたようなものだ。
故に、共産主義に反感を持つ者たちに破壊されたモニュメントも少なくない。



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犬を連れた近所の男性が、不可解な眼差しで私を見ていた。
今ある平和は、大いなる先人たちの屍の上に成り立っている。
その事を時々でもいいから、思い返してみる事は決して悪くない事だろう。



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