ブルガリアの放棄された劇場 - An Abandoned Soviet Theatre, Bulgaria -
2018
08
まだ陽の出ぬ頃に、山羊のチーズ、トマト、キュウリ、ハム、ソーセージ、卵、ベリーのジャムにパン、一杯の珈琲。
朝焼けと共に小さな町を出て、私はその劇場へとやって来た。

映画も、ソビエト政権の政策の一つとして利用されていたという。
この場所はソ連崩壊の1991年まで使用され、またその後も暫く通常の映画館としても機能していたようだ。
今となっては朽ち果てるが侭に。


チケット売り場。
これといって何が残っているわけでもないが、ただたに美しい。

アールデコ調の湾曲したバルコニーが美しい。
ステージ上のグランドピアノ、崩壊の進む木製の観覧席。
この場所についてはどうやら余り概要が分かっていないらしい。


小さいながらも、退廃的魅力が凝縮された廃劇場。
駆け足で撮影を終え、私は次の目的地へと向かった。
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