アルメニアの遺棄された観覧車 - In the city that became the first Soviet player in Armenia ... Ferris wheel remaining there -
2018
27
北方よりソビエト連邦の赤軍が攻め入り、アルメニアで最初にソ連に制圧されたこの街に、ひっそりと遊園地があった痕跡が残っていた。
隊商宿を意味する名の街だが、その痕跡はもう見られない。
古くは石器時代の集団墓地、青銅器時代後期の墓地跡などが発見されている。
近くの小さな街の博物館に発掘された物ものが展示されていた。

余りにも密やかで、着目していないとすっと通り過ぎてしまうかもしれない。

観覧車のみがぽつりと残されているその姿は、規模こそ違えどイーゴス108を思い出させた。

そしてこの観覧席、チェルノブイリの観覧車のそれにとてもよく似ている。
同じく黄色で、形も同じだ。
ソ連時代ポピュラーな形状だったのだろうか。
軽く検索をかけたらウズベキスタンのヒヴァという場所の現役のソ連製の観覧車が出てきた。
…!
これも似ている。
おっかなそうだがちょっと載ってみたい。


すっかり骨組みばかりになってしまった観覧席に頽廃美を覚え恍惚とする。
タクシーの運転手に「もの好きだな」と呆れられつつも、彼は私が好きそうな場所へと案内してくれた。
その話は、次回にでも。
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