重慶大厦(チョンキンマンション)に宿泊した時のお話 - Story when staying in Chungking Mansion -
2019
18
検索すれば色んな悪名高いような話題がボコボコ出てくる重慶大厦(チョンキンマンション)。
MTR尖沙咀から徒歩1分圏内の好立地の1960年代に開発された複合ビルは、居住区、ゲストハウス、飲食店、モバイルショップ、両替所、売店、ランドリー……なんでも揃ったカオスビルだ。
宿泊代が総じて高い香港にて、格安で宿泊出来るゲストハウスが入っている為バックパッカーに人気の場所でもある。
が、何だか色々すごいらしい。
これは一生に一度は行っておこうじゃないか。

部屋、狭い。
え、マジですか。
大きな荷物広げられない…!

トイレ、狭すぎ。
え、マジのマジですか。
こんな狭いトイレ見た事ないというかどう頑張ってもシャワーでビチャビチャになるじゃないですか…。

まぁでも個室だし、ドライヤーついてるし、冷房ついてるし、テレビついてるし、タオルもついてるし。
ベッドで横になっている時、むき出しのシーリングファンが落ちてきたら顔ズシャズシャになるのかなぁ……と考えるとちょっとおっかなかったけど、まぁ良しとしよう。涼しければ何処でも眠れる。
朝になり、効きすぎる冷房に震えながら目を覚まし、早々に準備をし出かける事とした。


様々なゲストハウスが集う。

自分が宿泊した部屋の窓からの景色。

洗濯物が普通に干してある。

この密集した感じ。

重慶大厦の1階へと降りてみた。
朝早い為かまだ殆どのお店が開いていなかった。

インド料理屋が多い。

というかインド料理屋しか開いていない。
ぼったくりの店もあるというし、おっかないからお外に出ようかな……。

シャバの空気感。

正面から見るとひとつの立方体のビルに見えるが、3階以上は後ろに井の字のような型のビルがあり、5棟合体の構造となっている。
ブロックで分けられており、同一階内での横移動は基本的に出来ない構造になっている。最高階は17階。
エレベータは各棟2機併設しているが、左右で停止階を奇数階と偶数階に振り分けている。

(改装前は特に)今は無き九龍城砦を彷彿させられ、古き香港を今に伝える建築物のひとつとなっている。様々な人種が入り混じり複雑な人間模様を感じさせられる興味深い場所だ。

以前は犯罪の温床とも言われていたようだが、今は警備が強化され多少安全になっているようだ。
が、速攻で「ニセモノアルヨ」の怪しい外国人が近づいてきたので……まぁ気は引き締めた方がいいかもしれない。
九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 - City of Darkness
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