香港の床屋で友人が散髪している様子を見た時のお話 - Retro and Cute Barber in Hong Kong -
2019
20
現在の香港の情勢が、非常に心配です。自分に出来る事がないのが、もどかしくあります。
自分が行った時は、正常な“デモ”がそこにあった…。
対岸の火事ではなく、これは私たちにも関わる問題であると感じる。
香港へ初めて足を運んだ時、友人の散髪に同行する事になった。
中国や華僑圏で路上の床屋を眺めたり外から床屋の内部を見たりはしたが、こうして店内に入るのは初めてだった。

味わい深い。なんだかゲームの世界に入り込んでしまったようなワクワク感。

香港の大学生風でいつも散髪を頼んでいる友人。
おばさまの手慣れたバリカン捌き。豪快にブィンブィンと刈り上げていく。
そういえば、前に同僚が香港出張に行った時、現地の人に「その国で髪を切れば現地人っぽく見えるよ」と言われ香港の床屋で散髪していたな。帰国してから本当に香港人っぽくなっていた。髪型で決まる印象って、とても重要。

店内の奥に雀卓が…!ご主人の趣味だろうか。
と思ったらおばさまも麻雀をするとの事。雀荘的なものも営んでいるらしい。
床屋と雀荘の共存。素晴らしい。

店内を落ち着きなく見渡してしまう。飽きない、楽しい!

あっという間に散髪完了。すっきり。

続いて洗髪へと移行する。日本と逆だ。日本だと洗髪が先なのが一般的だよな…たぶん。

狭いので足がキツそう。

なかなか豪快に洗い上げていく。顔に布の類は被せない。

わっしゃわっしゃ拭いて、ドライヤーをしたらフィニッシュ。プロのお仕事でした。

日本の床屋よりかなりリーズナブルな価格設定と言える。

味わい深い、ローカルな時間を垣間見る事が出来た事に感謝だ。
こうした普通の日常が、何より尊い事か。
一刻も早く平和が戻る事を祈ります。
CREA Traveller Autumn 2019 (新しさと懐かしさと 香港・マカオ)
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