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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

チェチェン共和国の首都・グロズヌイ - Grozny, the capital of the Chechen Republic -

2020
13


イングーシ共和国の嘗ての首都・ナズランの観光を終え、次に向かうはチェチェン共和国の首都・グロズヌイ
途中深い霧に包まれ2メートル先も見えない状態となったがグロズヌイに着く頃にはすっかり晴れていた。空は曇ってはいたが。
チェチェンに向かう途中もやはり所々に検問があった。しかしチェックする車はやはり無作為に選んでいるようだった。


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首都グロズヌイの入り口にて。
ナズランで見た観光バスも停まり観光客が写真撮影をしていた。


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ここは霊廟かモスクか。


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異教徒は入れない場所かと思いきや。


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中は博物館となっていた。しかも、とても美しい。入った瞬間見惚れてしまった。


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高級ホテルの階段を歩いているようだった。
ここはアフマド・カディロフ栄光記念複合施設(Memorial'nyy Kompleks Slavy Im. A.a.kadyrova)、アフマド・カディロフとはチェチェン共和国の初代大統領に就任したの政治家、軍人、聖職者だ。
イスラム教の高位聖職者で、チェチェン地方の法解釈者(ムフティー)を務めるイスラム教勢力を代表する存在だった。


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中の展示は非常に充実している。特に目を惹かれたのはチェチェンの歴史を描いた絵画の数々だった。
リアルさという部分では写真に劣るが、人の手によりダイレクトに描かれたそれらには悲哀の念を感じるような…何とも言えない圧があった。


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どの絵からも、目が離せなくなる、何度も足を止める。
「山や谷を越えれば民族が変わる」カフカスは非常に多民族だ。ソ連時代、民族全てが虐殺され歴史が何も残っていない者たちもいると聞いた。文字を持たぬ民族の失われた少数言語は夥しい数になるかもしれない。
ソビエト連邦解体後、ロシア連邦政府及びロシア連邦への残留を主張するチェチェン人勢力と、チェチェン・イチケリア共和国やカフカス首長国を自称するチェチェンの独立を求める武装勢力との間で対立が続き、2度のチェチェン紛争、そして独立派のテロが発生した歴史により、チェチェンは焦土と化した。


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第二次チェチェン紛争が締結したのは2009年5月、長い歴史の中ではつい最近の出来事だ。
それから10年足らずでここまでの復興を見せるとは、私もとても驚いた。
チェチェンは今、平和そのものだ。そしてその平和を、人々は心から歓迎している。


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近代の展示だけではなく、古代チェチェンやモンゴル帝国、イスラム関連の展示もあった。
機会があるならもう一度じっくり見てみたい。


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グロズヌイは夜の景色が一番綺麗だよ」ドライバーが言った。
そして夜になるまでドライバーの家で食事をしつつゆっくり休む事となった。





チェチェン戦争を忘れるな!
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