ルーマニアの黒海リゾート・コンスタンツァ - Resort facing the Black Sea " Constanta " in Rumania -
2020
05
黒海に面するルーマニアのリゾート地コンスタンツァ。
美しい廃墟と化したカジノを撮影する為に訪れたこの街だが、
カジノの撮影日数よりゆっくり過ごす日数の方が多かった街だ。

黒海と旧市街地をミナレットから一望出来るオスマントルコ領時代に建てられたマフムード2世モスク。

ミナレットは47mあり、ぐるぐると狭い階段をひたすら登っていく。
モスク内では頭をスカーフなどで覆う指示も特になかった。

気持ちのいい海風。

コンスタンツァはロマが多いのでスリに気を付けろと言われたが見かけなかった。
とても心地の良い街だった。

トルコ系の人々が多く、イスラム教徒が多いのもコンスタンツァの特徴かもしれない。
人懐こい子供達。貫禄のある少年は今どのように成長したのか非常に気になる。

フラフラと散歩していたらたまたま遭遇した共産チックなデザインの建築物。

こうした偶然の出会いが嬉しい。

可愛い猫。


食べ物も、何を食べても美味しい。

レモネード。
旧ソ連や東欧界隈のレモネードだと、洋梨味でもアプリコット味でも“レモネード”だったりする。
が、こちらは生搾りレモンのきちんとしたレモネードだった。

ルーマニアの郷土料理ママリガはコーンミールを粥状に煮た食べ物で、
同じ黒海でも東部に面するアブハジアでもママリンガという殆ど同じの食べ物がある。
こちらでは魚のスープがかかったママリガを食した。スープを吸ってしっとりと美味しい。
ママリガはクスクスやパスタのように、様々な食べ方をする。
クリームソース、トマトソース、スープ、チーズ、はたまたママリガでボールを作り中に具を入れるなど。
お隣モルドバでもママリガを食す事が出来る。
イタリアのポレンタという食べ物にも似ているらしい。こちらはまだ未食だ。
ルーマニア料理は、18世紀にオスマン帝国領からハプスブルク家のハンガリー王国領となった為
隣国の旧ユーゴスラビアやブルガリアと比べトルコ料理の影響が比較的少ないことが特徴である。
ルーマニアを知るための60章
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