2020年へのカウントダウンinモスクワ - Countdown to 2020 in Moscow -
2020
25
2019年12月末。

私は風邪っぴきの中モスクワを徘徊していた。

年末独特の浮かれたムードは世界各国何処も変わらない。
通り沿に設置された可愛いメリーゴーランド。小さな遊園地。

微笑ましさに心綻ばせながら不純な私が訪れたのはモスクワの秘宝館的存在“トーチカ”。
トーチカ、直訳すると点。Gスポットの事ですね(ド直球)。
しかし残念ながらこの日はお休み。
別な機会に訪れてみる事にしよう。

若きアーティストが地下歩道の入り口前で歌う。
彼らの友人?らしき女の子がカンパを募る。幾らかお金を入れた。頑張れ。

そう、この日は31日大晦日。
明日には2020年なんだ。
折角なので年越しらしい事をしてみよう。
去年の年越しはアブハジアで花火を見た。
今年はモスクワで。大好きな旧ソ連の国々で年を越せるなんて、それだけでなんて幸せなのだろう。

とりあえず赤の広場を目指せば何かしら年越しっぽいものが見られるだろうと思い向かってみた。

ロシアのクリスマスは1月7日の為、12月25日を過ぎてもクリスマスツリーが飾られている。
西洋諸国ではグレゴリオ暦を使っているので12月25日、ロシア正教ではユリウス暦という古い暦を使っているので1月7日となる。
年越しにクリスマスツリー、というのは日本人からしたら不思議な感覚を覚える。

なんだか不思議なお召し物を纏った方たちがいる…。

一気に非日常的な世界観へ。
なんだこの、近未来のようでレトロなSF感は。

モスクワには小宇宙がある…いや、モスクワ自体が小宇宙なのかもしれない。
不思議な宇宙服を纏ったダンサーたちは音楽に合わせて不思議なダンスを披露していた。

統率感があるようでちょっとないのも、また味わい深い。

新しい世界へのカウントダウン。


この光景を見れただけでも、訪れた価値があった。

様々な催しや展示があり、見る者を決して飽きさせない。




またモスクワで年越しをしよう、絶対に。

ダンサーたちが一般の通行人たちを引き入れ輪になって踊り出していた。


それにしてもこの、宇宙推しの催し。
ロシアというよりも“ソビエト”へ来たような錯覚を覚える。
2020年がまだソビエト連邦のままだったとしても、きっと開催する催しは変わっていなかったに違いない。



0時になると共に花火が上がるらしいが、翌日朝4,5時に起床予定だったので程よい所で切り上げる。
吹雪の中に突撃していくのに、徹夜明けは流石にきつい。



大好きな国々へ、早く足を運べる世界が再び訪れますように。
モスクワ 金属板 ブリキ看板
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