初めてベラルーシの首都ミンスクを訪れた夜 - Minsk, the capital of Belarus -

最近は、過去の旅を思い出しては懐かしんでいる。
こんなにも楽しみじゃないGWの訪れは人生の中で一度きりで十分だ。
丁度一年前、私はベラルーシの首都ミンスクへと訪れていた。





リトアニアの首都ヴィリニュスから、ベラルーシの首都ミンスクへ。
交通手段は鉄道だ。チケットは駅で簡単に購入出来る。
注意点はベラルーシビザをきちんと取得しているかという事。
現在日本国籍者は空路でのベラルーシ入国はビザは必要ない。
しかし陸路での入国では必ず必要となる。
ベラルーシのパスポートコントロールは他の旧ソ連諸外国に比べ緊張感が漂っていた気がした。
軍人の雰囲気がなんだか北朝鮮を彷彿される…そう、ベラルーシは東欧の北朝鮮、欧州最後の独裁国家などと揶揄される事もある。





何がともあれ無事入国。辺りはすっかり暗くなっていた。





“白ロシア”の整った街並み。
東欧らしい何処なく暗鬱な雰囲気が個人的には堪らないものがある。





夕飯は、リトアニアで食べたピザパンが重たく胃もたれを起こしていたので、この日は抜かす事にした。





地下鉄で宿泊先のホテルを目指す。
ベラルーシビザは日本にある大使館で取得したのだが、その際の手続きがなかなかに面倒くさかった。
まず、何故必要か問われる。空路で行かないの、なんで電車なの、と。
宿泊先のバウチャーが必須なのだが、ブッキングドットコムで予約した為バウチャーというものがない。
必要なので欲しいと言っても返事がない。3度程問い合わせたら予約を解除された。実に無慈悲である。
無事取得は出来たもののロシアビザ取得よりも面倒くさかったので次は空路で訪れたいものだ…。





地下鉄の駅構内のデザインはシンプルだが、好みだ。共産主義的デザインの香り濃厚でずっと佇んでいたくなる。





利用客はそこそこ多い。
翌日通勤ラッシュの時間帯に乗車した時はカメラバッグを持っている事が申し訳ないくらい混んでいた。





そしてベラルーシも美男美女が多い。





ミンスクは基本的にホテルの平均価格が高い。
そんな中でも地下鉄の駅までのアクセスもよくリーズナブルなホテルを発見した。
位置は分かりにくいがまぁ問題ない。





到着後シャワーを浴び即眠りについた。
そして翌日。





夜は暗くて気がつかなかったが、ホテルの外観がなんだかすごい。
改装中だった。





すぐ目の前に新しいホテルを建設中。
私が宿泊したホテルは仮ホテルだったのかもしれない。





とりあえず普通に快適に安眠出来るので問題ない。





緑豊かな公園が隣接し気持ちのいい朝の散歩を行なえる良い環境。
公園のすぐ向かいにスーパーもあった。





道路は無駄にだだっ広くソビエトの匂いをそんなところからも感じる。





そして地下鉄で移動。





この日の目的地は遠い。プロッシャ・レーニナ駅に着いたら地上のミンスク中央駅で乗り換える。
チケット売り場の女性はリトアニアと違い非常に無愛想で迫力があった…。
英語で話しかけたら明らかに顔色が曇ったのでロシア語に切り替えた。いちいち気にしてはいけない、よくある話しだ。
ミンスク中央駅からはリトアニアだけではなくポーランド、ウクライナ、ロシアなどへも行く事が出来る。
夢が広がる…。




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