廃れし謎のモニュメントのような公園 - An abandoned and mysterious monument like park in Japan -
2020
07
「ネットにこんなのあるんだけど」
「それ、うちが子供の頃見た事ある!」
「なにーッ」
…というわけで、見に行った場所があった。

謎の廃れた公園。

廃墟か否か不明だが、少なくとも日々遊びに来る人がいるとは思えないお姿である。

軟体の海洋生物のような形をした階段、内部にはジャングルジムが取り付けられている。

角度変わるとウニのようなトゲがある。不思議なモニュメントのようにも見えるこの遊具。

ボロボロではあるが遊ぶには差し支えないと見える。

スポメニックの撮影を始めてからと言うものの、こうした物体にも反応するようになってしまった。
それ迄は然程興味もなかったというのに。

スポメニックだが旧ユーゴスラビア各地に存在する戦争記念碑の事だ。
当方の著書『旧共産遺産』も是非よしなに…。
近年注目され今一度保存や在り方が協議されているようである。
廃墟のように荒れるに任せの状態の場所も、もしかしたら数年後ピカピカの観光地になっているかもしれない。
(既にきちんと観光地として機能しているスポメニックもある、何せ旧ユーゴ各地に1000個以上は存在しているのだ…
3000個あるとも言われているらしい。大小様々、というか小さなものが多すぎる可能性がある)

タコ公園の仲間のようにも見えてくる。
タコ公園、とは私が子供の頃から勝手に呼んでいる名称で、正式にはタコの山と呼ばれるらしい。
滑り台を主としながら迷路や秘密基地のような構造を併せ持つ主にコンクリート製屋外公園遊具で、
タコの姿を模している事からその名で呼ばれている。

滑り台もだいぶ汚いが一応機能を果たせるようだ。

因みにこの場所、心霊スポットしても有名なようだが、恐らくそのような現象はないと思われる…。
(青山高原 廃墟、とか青山高原 公園で検索すると出てくる。三重県である。)

蚊が湧き出る前の気持ちの良い新緑の季節の事だった。
公園手帖 コンクリート動物百景 八画文化会館叢書vol.2 動物遊具百体収録
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