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SATIAN/39 -頽廃放浪記-

廃墟/旧共産圏/未承認国家/国内外の”世界の果て”へ。ヒトノココロノスキマをキリトル頽廃放浪記。

不思議な泥団子の御供物 消渇神社 - Pray for the cure of gynecological illness ... The Shokachi Shrine in Nara (Japan) -

2020
19


個人的にここ近年で一番不思議で興味深いと感じた神社が、この消渇神社だ。


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消渇とは病名であるが、現在では糖尿病を指す言葉として用いられている。
下の病気の治癒祈願の神社に何故糖尿病の名が…と疑問に思った。
中医学の消渇の出現の考え方によるものなのだろうか。
…と思ったが、本来は地域の産土神である正勝(まさかつ)の神として祀られていた神社らしい。


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室町時代に旅の僧・信海が腰の病を治して貰ってからは下半身の病気に御利益があるとして
村人に信仰されるようになった。
江戸時代には女性の病気や性病に効果があるとして京都の祇園からの参拝者もあり
参道に茶店が出るほど賑わったという。
今のひっそりとした静かな光景からは想像が出来ない。


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この神社の一番の特徴というか不思議である光景。
それがこの泥団子(と米の団子)だ。


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消渇神社へ祈願の時は土の団子12個を供え、満願の時は米の団子を12個供える。


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婦人病や性病など、現代医学の元薬で治癒出来るのではと思ってしまうのだが、
未だこうして信仰が根付いているのも不思議だな、と。


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とは言え自分も、京都の近くに立ち寄った際は安井金比羅宮に足を運んで縁切りして来てしまうし、
最後は神頼み…なのかもしれない。ちょっと違うかもしれないけど。
尚、不思議な事に安井金比羅宮で縁切りした後は切りたかった縁が高確率で切れていく…偶然かもしれないが。
私の性格上、ああもうこれ以上無駄だなと思ったものは引き延ばさずすぐに切り捨てて行く傾向がある。
面倒な事が兎に角嫌いなのだ。


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幸い、私と友人以外訪れている人はいなかった。


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本気のお参りにいらっしゃる方と遭遇したら、なんとなく申し訳なかったから少しほっとした。


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でも泥団子を作るのはちょっと楽しそう…
子供の頃泥団子をピカピカになるまで磨いたどうでもいい記憶が蘇る。


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消渇神社の境内を出て坂を下っていくと石床神社旧社地がある。


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大正13年(1924年)に旧社地より消渇神社境内奥の現在地に合祀された。
旧社地には巨大な岩が御神体として鎮座している。
高さ8m、幅役30mの巨岩。中央に亀裂が入っており、その形から女陰…『陰石』信仰として祀られてきた。
確かに、見れば見る程女陰様っぽい形をしておられる…。
世の中まだまだ不思議な信仰が残っているものだ…というかここまで多様性のある信仰が残っている国は
日本の他…何処なのだろう。少なくとも自分が主に巡っている国々では見かけないような気がする。
益々興味深い。






神恐ろしや 宮司が語る、神社をめぐる不思議な話


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